授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 王安石は、世界史教科書にも登場する、北宋神宗の信任を得た政治家であり、新法の改革を進めた人物である。 ただ、彼の業績は政治に限らない。唐宋八大家の一人として、簡潔で刺激に富んだ散文作品を多く残し、また詩人としても、絶句を得意とし、教養溢れる作品を書いた。 この授業では、文学者としての王安石の作品を読んでいく。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The purpose of this class is to learn the basics of classical Chinese. Based on the study of Chinese classics up to high school, we read texts with only kaeriten by using 'Kanwa Dictionary' . |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 返り点のみがほどこされた漢文を、読みこなせるようになり、さらには点や返り点が施されていない白文を読むことにも挑戦する。王安石の詩文に親しむ。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 王安石の生涯を概観したあと、代表的な文と詩を白文で読んでいく。最後には、蓬左文庫で所蔵する南宋・李壁注(『王荊文公詩箋注』)によって王安石詩を読むことも試みる。
読む作品は以下のものを予定しているが、授業の進み具合により、増減があり得る。
文 「傷仲永」 「讀孟嘗君傳」「孔子世家議」 「原過」 「祭欧陽文忠公文」 詩 「郊行」 「獨歸」 「柘岡」 「鍾山即事」 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | レポートによる。受講人数が多い場合は、期末試験にする可能性もある。 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 教員作成のプリントによる。 漢和辞典は各自持参のこと。 |
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参考書 Reference Book | | 小川環樹・西田太一郎『漢文入門』(岩波書店1957) 前野直彬『漢文入門』(ちくま学芸文庫2015) 前野直彬『精講 漢文』(ちくま学芸文庫2018) 西田太一郎『漢文の語法』(角川ソフィア文庫2023)
清水茂『王安石』(岩波詩人選集、岩波書店1962) 三浦国雄『王安石―濁流に立つ』(集英社1985) 小林義広『王安石―北宋の孤高の改革者 (世界史リブレット人)』(山川出版社2013) 『王荊文公詩李壁注』(上海古籍出版社1993)※蓬左文庫所蔵本の影印版 盆詩の会『王安石及び宋詩別裁五言絶句訳注』(お茶の水女子大学E-bookサービス2015) |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 授業プリントについて、漢和辞典を引き、自分で書き下し文と訳を作成する。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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