学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0121810
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
中国語中国文学
科目名 【日本語】
Course Title
中国古典語学講義
科目名 【英語】
Course Title
Lecture on Classical Chinese Linguistics
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCL3019J
担当教員 【日本語】
Instructor
田村 加代子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TAMURA Kayoko ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 月曜日 2時限
Fall Mon 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
3年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2021年度入学まで
教職【教科】
Teacher's License
中一種・国語、高一種・国語(漢文学)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
江戸時代小學書序文講釋


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
中国古典文の語法と助字を江戸時代の学者たちがどのように説明しようとしたかについて理解を深めることを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course aims to understand the way the scholars of Edo period tried to explain the grammar and the function of zhuzi whose usage is important to make the text stylish.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
『漢語文典叢書』所収の助字解説書の序文を読むことにより、江戸時代の学者たちが、外国語である漢語の助字と語法について、
①その働きをどのように位置づけていたか、
②その働きをどのように説明しようとしたか、
③和語を用いて助字をどのように日本語の中に位置づけようとしたか、
について考察を深めることを目標とする。

助の①文頭に用いられる用法と用例、②文中に用いられる用法と用例、③文末に用いられる用法と用例について理解することを目標とする。同時に、それらの助字が実際に出現するテキストを確認し、④文脈の中でどのように用いられているか、⑤文体にどのように作用しているか、について考察することも目標とする。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
授業内容
第一回:イントロダクション
第二回:中国における助字の位置づけ
第三回:日本における助字研究簡史
第四回~第六回:荻生徂徠『訓譯示蒙』序文及び凡例講釈
第七回~第九回:河北景楨『助字鵠』序文及び凡例講釈
第十回~第十二回:毛利貞齋『鼇頭助語辭』序文講釈及び引書解説
第十三回~第十四回:釋大典『文語解』『詩語解』
第十五回:まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
中国古典文がある程度読めること。現代中国語の既習歴は必須ではない。ただし、講義の進行上、現代中国語を用いることがある。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
江戸時代の学者たちが、外国語である漢語の助字と語法について、①その働きをどのように位置づけていたか、②その働きをどのように説明しようとしたか、③和語を用いて助字をどのように日本語の中に位置づけようとしたかを理解できたか(40%)、原典確認ができたか(20%)とレポート(40%)によって成績を評価する。
60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
担当教員がプリントを用意する。
参考書
Reference Book
『漢語文典叢書』(全七巻)汲古書院、1996
牛島徳次『日本における中国語文法研究史』東方書店、1989
その他、講義において適宜紹介する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
講義の予習として、指定された箇所を予習し、関係する出典を調べておくこと。
講義の復習として、関連する出典を調べ、講義内容を補足し、次回の授業において発表できるように準備すること。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までにTACTのメッセージ機能あるいはメールにより連絡した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、連絡をしない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)
今後の感染状況によって変更の可能性がある。詳細はNUCTで周知する。 対面を希望しない受講者にも十分配慮するので申し出てください。