学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0121901
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
哲学
科目名 【日本語】
Course Title
哲学概論Ⅰ
科目名 【英語】
Course Title
Survey on Philosophy I
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMPH2019J
担当教員 【日本語】
Instructor
野内 玲 ○
担当教員 【英語】
Instructor
NOUCHI Rei ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春集中 その他 その他
Intensive(Spring) Other Other
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2021年度入学まで
教職【教科】
Teacher's License
中一種・社会(○「哲学、倫理学、宗教学」)、
高一種・公民(○「哲学、倫理学、宗教学、心理学」)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
科学哲学からの哲学入門


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
現代から振り返れば、過去の哲学者の主張は色褪せて見えることがあるかもしれない。しかしながら、古来より、哲学者はその時代や地域の文化的・社会的背景と共に、最先端の「科学的」知見を踏まえた学説や主張を提示している。このような観点に基づき、本授業では、過去の哲学説と現代の科学哲学を相互に行き来しながら、現代的観点から哲学の伝統的問題を捉え直すことを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Looking back from the present, the assertions of past philosophers may seem faded. However, since ancient times, philosophers have presented theories and arguments based on the latest "scientific" findings as well as the cultural and social backgrounds of each period and region. From this perspective, the purpose of this class is to cross-reference past philosophical theories with modern scientific philosophies and to reconsider traditional issues of philosophy from a modern perspective.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
上述した目的を通して、受講者が授業終了時に哲学分野の伝統的諸問題と、哲学の学問的・社会的応用可能性を理解し、これらを説明できるようになることを目標とする。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
本授業は以下の内容で構成する。

・科学と哲学:過去の哲学者たちが当時の「科学」をどのように論じ、哲学説を構築していたかを学習する。

・世界と私:人間の知覚を自然科学の観点から捉え直し、人間が構築する世界についての伝統的哲学説を学習する。

・実在と真理:科学的実在論とそれを取り巻く諸立場の見解を紹介し、現代科学の営みの認識論的・存在論的側面を学習する。

・科学の発展と現代社会:科学・技術によって得られる人類の発展と、それに伴う様々な現代的課題について考察する。

知識の定着や応用のため、講義の中で用いたテーマを基にした意見交換(もしくはグループワーク)を積極的に行う。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件はない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業内で実施するディスカッション(30%)とレポート試験(70%)の合計にて評価する(C評価以上を合格)。

ディスカッションは口頭ないしオンラインシートへの貢献度を評価の基準とする。レポートは授業テーマに関する適切な文献調査結果に基づいて、現代的観点から捉え直した哲学の伝統的問題を自分自身の言葉で論述できていることを評価の基準とする。
教科書・テキスト
Textbook
特定の教科書は指定しない。
担当教員が作成したプリント、スライド資料、参考資料を配布する。
参考書
Reference Book
『哲学の歴史』シリーズ 中央公論新社 2007

バートランド・ラッセル『哲学入門』筑摩書房 2005
戸田山 和久『科学哲学の冒険』NHKブックス 2005
伊勢田 哲治『疑似科学と科学の哲学』名古屋大学出版会 2003
サミール・オカーシャ著、直江清隆・廣瀬覚訳『哲学がわかる 科学哲学 新版』岩波書店 2023
標葉 隆馬『責任ある科学技術ガバナンス概論』ナカニシヤ出版 2020
河島 茂生『未来技術の倫理: 人工知能・ロボット・サイボーグ』勁草書房 2020

科学哲学日本語ブックガイド(伊勢田哲治先生による作成)も参考になる。
http://tiseda.sakura.ne.jp/PofSbookguide.html
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
集中講義の開講前および授業の進行に合わせて、配布資料や指定した図書等を熟読すること。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までにTACTのメッセージ機能あるいはメールにより連絡した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、連絡をしない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
再履修不可
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)