授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 日本美術史の専門的な内容について理解を深め、作品鑑賞力を高める。日本の仏教彫刻についての知識を深める。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course introduces the history of Japanese Paintings. The aim of this course is to help students acquire the fundamental skill for examining the history of Japanese Buddhist Sculpture. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 美術史の基礎的な方法論であるフォルマリズムの考え方をについて知識を深めるとともに、それを実際に仏像という作品に当てはめることで、方法論の実践の仕方を身につける。これによって、美術史の方法論に対する知見と仏教美術史の基本的な知見の両方を身につける。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 日本美術史の内、仏教彫刻史について作品研究を中心に講義を行う。また、スライドによる図版提示を数多く行い、作品分析の実践的な手法について解説する。
主として以下の話題に触れます。 1.仏教美術史研究の基礎−法隆寺の再建・非再建論争を中心に− 2.飛鳥時代の彫刻-法隆寺金堂の釈迦三尊像を中心に− 3.白鳳時代の彫刻−興福寺(旧山田寺)の仏頭を中心に− 4.天平時代の彫刻−薬師寺の薬師三尊像・東大寺法華堂の不空羂索観音像を中心に− 5.平安初期の彫刻−唐招提寺新宝蔵の木彫群・神護寺の薬師如来立像を中心に− 6.平安後期の彫刻−平等院鳳凰堂の阿弥陀如来像を中心に− 7.鎌倉時代の彫刻−慶派の仏像を中心に− 最終回はまとめと期末試験(レポート試験)となります。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 履修条件は特にありません。 日本史、世界史(特に東洋史)の知見があればより望ましいです。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 主として期末のレポート試験により評価します(70%)。授業への積極的な参加度も30%程度考慮します。 授業の内容の理解度、それを踏まえた上で自らの議論を展開する応用力、自らの議論を展開する為に必要な文献や作品を発掘する検索力、実作品に触れた経験の深さ、その経験を的確に言葉に直すことの出来る表現力等を総合的に判断します。 60点以上を合格とします。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 教科書は特にありません。 必要に応じてTACTを通じて資料を配布します。 |
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参考書 Reference Book | | 辻惟雄『日本美術の歴史』(東京大学出版会、2005年12月) 佐藤康宏『改訂版 日本美術史』(放送大学、2014年3月) 山下裕二・髙岸輝監修『日本美術史』(美術出版社、2014年4月) |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 美術史学は教室での座学だけでは理解が十分に行き届きません。 美術館・博物館・寺社等に積極的に足を運んで、実物を見る経験を積まれることを希望しております。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する。:『履修取り下げ届』を期日までにTACTのメッセージ機能あるいはメールにより連絡した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、連絡をしない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 連絡先メールアドレス:dito@nagoya-u.jp |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 授業の開講形式は以下の通りです。 A-1)対面授業科目(対面のみ) |
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