授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 民族誌とは、文化人類学の研究の成果であるとともに、他者・自己と向き合い、他者・自己表象を可能にする技法でもある。この授業では、人類学の古典あるいは著名な民族誌を読むことを通して、フィールドワークと民族誌の関係、民族誌の記述のあり方とその内容、そこから導き出された理論、文化人類学的思考について学ぶ。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course deals with the history and methodology of anthropology by reading and discussing classical works of cultural and social anthropology. By the end of the course, students can explain the relationship between theory and method in anthropology with concrete ethnographic examples. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ・民族誌を読み、内容および関連事項について考察・議論する力が身についている。 ・具体的な事例をもとに、文化人類学の理論を説明することができる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 本演習では、1冊の民族誌を通読・熟読する。各回の授業では、発表者が担当部分の内容をまとめたレジュメをもとにプレゼンテーションを行い、参加者全員による討論を行う。 受講者は、発表担当、司会進行、コメンテーターを、それぞれ少なくとも1回は担当する。
第1回 文献と担当の決定 第2回~第15回 担当者による発表
授業で通読する民族誌は、担当教員の紹介リストをもとに受講生が話し合って選ぶ。具体的には、マリノフスキー『西太平洋の遠洋航海者』、エヴァンス=プリチャード『ヌアー族』『ヌアー族の親族と結婚』『ヌアー族の宗教』、レヴィ=ストロース.C.『野生の思考』、ベネディクト.R『菊と刀』、ダグラス『汚穢と禁忌』、などから選ぶ。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 個人発表(50%)+討論への参与度(50%) 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 松本尚之ほか 2019『アフリカで学ぶ文化人類学 民族誌がひらく世界』昭和堂 松村圭一郎 2011『文化人類学(ブックガイドシリーズ基本の30冊)』人文書院など |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 講義中に指定された文献について、発表の有無にかかわらず、受講者全員が必ず事前に精読して予習をおこない、不明点や疑問点を整理しておくこと。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する。
『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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