学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0123007
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
心理学
科目名 【日本語】
Course Title
心理学講義Ⅴ
科目名 【英語】
Course Title
Lecture in Psychology V
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMPS2017J
担当教員 【日本語】
Instructor
平井 真洋 ○
担当教員 【英語】
Instructor
HIRAI Masahiro ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春2期 月曜日 2時限
Spring2 Mon 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
1
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
近年,人間の心理や行動の神経メカニズムを探る(発達)認知神経科学が急速に発展し,その知見を現実社会に応用することも試みられている。そうした知見や応用を批判的に評価する力を身に付けるため,(発達)認知神経科学の基礎知識を身につけることを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
In recent years, (developmental) cognitive neuroscience has been rapidly developing to explore the neural mechanisms of human psychology and behavior, and its findings are being applied to the real world. This course aims to provide a basic knowledge of (developmental) cognitive neuroscience to acquire the ability to critically evaluate such findings and applications.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
私たちは他者に関する様々な判断や評価を普段から行っている。本講義では,そうした他者に関する認知の特徴と心理・神経過程について学ぶ。加えて,他者の心の発達についても学び,現代社会で重要性が増している,多様な認知特性を持つ人々との交流において配慮・尊重すべきことを考察する。以上を通じて,人間の心を脳の機能として捉える(発達)認知神経科学の理解を深める。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
認知神経科学の入門的な講義として,脳の解剖学的・生理学的特徴,研究手法について概観する。その上で,知覚や記憶など基礎的な心理過程の脳メカニズムを時間の許す限り解説する予定である。さらに定型・非定型発達児者における社会的知覚・認知特性についても解説する予定である。以上を通じて,心を脳の機能として捉える視点を学び,それが人間社会のあり方にどのような含意をもつかについて考察してもらう。

1. はじめに(社会脳仮説,ティンバーゲンの4つの問い,マーの視覚計算理論ほか)
2. 脳の生理学的・解剖学的特徴
3. 認知神経科学の研究方法論
4. 社会的知覚・認知(1)(顔・身体の知覚認知特性)
5. 社会的知覚・認知(2)(他者行為理解,自他理解,共同行為)
6. 社会的知覚・認知の定型発達(1)(発達認知神経科学入門)
7. 社会的知覚・認知の定型発達(2)(赤ちゃんの知覚認知発達)
8. 社会的認知の非定型発達(自閉スペクトラム症,ウィリアムス症候群,ほか遺伝疾患を中心に)
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
前提知識は必要としないが,講義中に紹介する文献等を読み込むなどの積極的な姿勢が必要です。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
(評価方法)毎回講義後の小レポート(40点)と講義最終回に出題予定のレポート(60点)の総合点で評価します。(評価の基準)60点以上を合格とします。
教科書・テキスト
Textbook
各回の授業でトピックに関連する論文や図書を随時紹介します。
参考書
Reference Book
ソーシャルブレインズ 自己と他者を認知する脳 開一夫,長谷川寿一 編 東京大学出版会
Mark H. Johnson, Michelle de Haan, Developmental Cognitive Neuroscience: An Introduction (English Edition)
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業中に配付された教材や紹介された論文・図書を積極的に読んで復習してください。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する。『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」と なりますが,同届を提出しない場合は成績評価が行われ,合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
・専攻生のみ
・2021年度開講の同科目を履修済みの学生は受講不可
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)