学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0123333
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2021年度入学まで
教育プログラム・分野・専門等
Major
共通選択科目
科目名 【日本語】
Course Title
人文学基礎演習Ⅱb
科目名 【英語】
Course Title
Basic Seminars of Humanities IIb
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCC2076J
担当教員 【日本語】
Instructor
中川原 育子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
NAKAGAWARA Ikuko ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 水曜日 1時限
Fall Wed 1
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
美術から歴史を探る


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
世界史の中で画期となる出来事に関わる美術作品、遺跡の資料を通して、歴史的な背景や物質文化の発展について理解を深めることを目的とする。資料として活用するのは、絵画や彫刻、遺跡や建築などで、内容は、宗教に関わるものだけでなく、都市や墳墓も取り上げる。美術作品、あるいは遺跡、出土遺物の状況をじっくり観察し、特徴を自分の言葉で表現する中で、どのような疑問がわいたのか、その疑問を解決するためにどのようなアプローチの方法があるのか、受講生の皆さんと対話しながら進めていく。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course introduces masterpieces, archaeological sites, and artifacts related to epoch-making events in world history, as well as teach their historical backgrounds and the development of material culture.
Through this course, students will be able to describe the characteristics of masterpieces and archaeological sites, and also learn to analyze them.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
1.作品や遺跡などの資料を仔細に観察し、様々な疑問点を抽出し、それをどのように解決していくのか、クリティカルな思考力を身につける。
2.授業で学んだ知識、方法を使って他の作品や遺跡を分析、理解することができる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1つの作品、あるいは遺跡を2回に分けて講義する。1回目は、遺跡、作品をじっくり観察し、特徴を文章として書きだしてもらう。その中で、どのような疑問がわいたのか、その疑問を解決するにはどのようなアプローチをするのか、受講生の皆さんから提案してもらう。2回目は1回目の授業で出された疑問が研究によってどのように解釈されてきたのかについて講義する。

第1回 イントロダクション アイハヌム遺跡を例として授業の進め方を解説する。
第2回 アレクサンドロスモザイク(1) 
       ギリシアとアケメネス朝ペルシア間の戦争の経緯と戦歴について考察する
第3回 アレクサンドロスモザイク(2)  
       ローマにおけるギリシア趣味について考察する。
第4回 アショーカ王柱(1) 
       アショーカ王の生涯とアショーカ王法勅について考察する。
第5回 アショーカ王柱(2) 
       アショーカ王と仏教の拡大について考察する。
第6回 秦始皇帝陵(1)     
第7回 秦始皇帝陵(2)
       始皇帝陵の内部構造を推測する。
第8回 敦煌莫高窟第285窟(1) 
第9回 敦煌莫高窟第285窟(2) 
       外来宗教である仏教の中国化について考察する。
第10回 バーミヤーン大仏(1) 
シルクロード交易の拠点として栄えたバーミヤーン国の繁栄を考察する。
第11回 バーミヤーン大仏(2)
       バーミヤン大仏爆破はなぜおきたのかについて考える。
第12回 清明上河図 描かれた都市の賑わい(1)
第13回 清明上河図 描かれた都市の賑わい(2) 
       清明上河図が描かれた北宋の経済と政治状況について考察する。
第14回 カンボジア、アンコールワット(1)
第15回 カンボジア、アンコールワット(2)
       アンコール遺跡群の配置から、クメール王朝の都市設計について考察する。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
講義中に行われる質疑応答、ディスカッションへの取り組みとレポート課題試験の結果を合わせて総合的に評価する。60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
なし。授業時に資料、およびレジュメを配布する。
参考書
Reference Book
『世界美術大全集 東洋編 2 秦 漢』小学館、1999
『世界美術大全集 東洋編 15 中央アジア』小学館、1999
『世界美術大全集 東洋編 5 五代 宋 遼 西夏』小学館、1998
『世界美術大全集 東洋編 12 東南アジア』小学館、2001
『敦煌莫高窟第285窟』文化出版局、2001
桜井万里子、本村凌二『集中講義! ギリシア・ローマ』ちくま新書、2017
周藤芳幸、澤田典子『古代ギリシア遺跡事典』東京堂出版、2004
東京国立博物館、九州国立博物館編『黄金のアフガニスタン』2016
伊原弘『「清明上河図」をよむ』勉誠出版、2003
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
毎回授業に合わせて、資料を配布するので事前に熟読しておくこと。自身の発表の際にはレジュメを作成すること。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
※履修登録後に授業形態に変更がある場合には、TACTの授業サイトで案内しますので必ず確認してください。 ※授業での使用ツールや遠隔授業(オンデマンド型)の場合の教員への質問方法・学生同士の意見交換の方法等についてもTACTの授業サイトで案内します。 】
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)