学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0160404
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
共通選択科目
科目名 【日本語】
Course Title
ジェンダー・セクシュアリティ学演習(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Gender and Sexuality Studies(From2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCC3114J
担当教員 【日本語】
Instructor
新井 美佐子 ○ 松下 千雅子
担当教員 【英語】
Instructor
ARAI Misako ○ MATSUSHITA Chikako
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 水曜日 2時限
Spring Wed 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
3年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
ジェンダーおよびセクシュアリティ研究における主要な概念と理論的枠組みを学ぶ。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course introduces key concepts and theoretical frameworks of Gender and Sexuality Studies.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
〇経済・社会領域におけるジェンダーについて、基礎的文献の講読とディスカッションを通じ、理解する。

〇第二波フェミニズムから現在に至るまで、フェミニズム理論においてジェンダーとセクシュアリティがどのように概念化されているかを学ぶ。また、1990年代以降のクィア理論においてジェンダーとセクシュアリティがどのように脱構築されているかを学ぶ。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
本授業は、主にジェンダーを扱う前半とセクシュアリティを扱う後半から構成される(なお、ジェンダーとセクシュアリティは必ずしも明確に二分されるものではない)。それぞれの内容は以下の通り。

〇前半:ジェンダー(新井美佐子担当)
日本は性別分業社会として知られ、特に政治、経済の領域でジェンダー格差が著しい。そして、ジェンダーと大きく関わる少子高齢化や労働力不足など様々な難題に直面している。こうした状況下、女性、および子どもを中心に貧困や暴力に苦しむ人が少なくない。また、世界に目を向けてもジェンダー問題が散見される。
本授業では、経済・社会領域を中心に国内外のジェンダーに関する事象、および研究について、初講で配布する文献リストに従って、毎講、報告者からの内容紹介と受講者によるディスカッションを行う。報告担当者はレジュメを作成し、ディスカッション・トピックを提供する。学期末にレポート試験を課す。

〇後半:セクシュアリティ(松下千雅子担当)
第一波フェミニズムから第三波フェミニズムまでの歴史を概観しつつ、フェミニズム理論、クィア理論を学ぶ。各時代における代表的な文献を読み、理解を深める。
後半のスケジュール
1 イントロダクション: ボーヴォワール「第二の性」
2 ラディカル・フェミニズム: フロイト&ミレット
3 マルクス主義フェミニズム: エンゲルス&ハートマン
4 エコロジカル・フェミニズム: マーチャンント
5 フレンチ・フェミニズム: イリガライ「ひとつではない女の性」
6 クィア理論: バトラー 「ジェンダー・トラブル」
7 クィア理論: バトラー 「問題=物質となる身体」
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
・前年度までに「ジェンダー学概論」「セクシュアリティ学概論」の単位を取得済みであること。
・大学院科目「ジェンダー・セクシュアリティ学基礎演習」との同時開講である。
・後半(セクシュアリティ)に関する注意事項:授業では、セクシュアリティに関する用語を多用します。性的な表現に敏感な方は履修をお控えください。さらに、フェミニズムやアクティヴィズムに対する批判も行います。そうした批判に敏感な方も履修をお控えください。非正規生の参加は担当者が許可した場合に限り認めます。 
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
前半、後半それぞれ50点満点で採点し、それらの合計(100点満点)で6段階評価をする。なお、前半、後半のいずれかが30点未満の場合は、(前・後半の)合計点が60点以上でも「F(不可)」評価とする。また、特に配慮すべき必要のない理由による欠席、ならびに大幅な遅刻・早退が前半、後半それぞれ3回以上あった場合は「W(欠席)」とする。   
前半、後半の「成績評価の方法と基準」は以下の通り。
〇前半(50%):授業(ディスカッション等)への参加度20%、報告担当時のレジュメならびにディスカッション・トピック15%、レポート試験15%。
〇後半(50%):ディスカッションへの参加度5%、授業での発表10%、各文献に対するレスポンスペーパー20%、ファイナルペーパー15%。
教科書・テキスト
Textbook
〇前半:初講で提示する。
〇後半:授業時に指示またはPDFとして配布する。
参考書
Reference Book
授業中に適宜紹介する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
〇前半:メディアで報じられる時事や身の回りの出来事についてジェンダーの視点から考える。
授業で得た知識、意見等について思考、追加自習をする。

〇後半:担当する文献について、ハンドアウトを作成し、授業時に受講者全員に配る。レスポンス・ペーパー、ファイナルペーパーを作成し、提出する。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までにTACTのメッセージ機能あるいはメールにより連絡した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、連絡をしない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
新井担当授業に関する連絡は原則TACTで行うので、留意すること。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)