学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0160608
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
日本語学P,東洋文献学P,特別C一般・個別言語学
科目名 【日本語】
Course Title
日本語学講義Ⅱ(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Lecture on Japanese Linguistics II(From2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMJL3108J
担当教員 【日本語】
Instructor
志波 彩子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SHIBA Ayako ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 木曜日 4時限
Spring Thu 4
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中一種・国語、高一種・国語(国語学)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
現代日本語文法の考え方:格とヴォイスを中心に


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
授業では日本語の文法に関する問題について概観する。用例を観察し,また用例の観察から一般化された構造やルールを内省によっても検証していく。コーパスから抽出した実際のデータを分析しながら,日本語文法の基本的な見解と文法をとりまくさまざまな問題について考察していく。こうした言語分析能力は,日本語(国語)教育における表現指導や読解指導においても,新たな言葉の問題にぶつかった際の考察の基盤をなすものである。日本語文法の基礎についての知識の確認と考察を繰り返すことで,日本語(国語)のさまざまな表現に対する理解と分析能力を養い,高度な日本語(国語)教育への応用を目指す。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
In this course the participants learn some important arguments about Japanese grammar and classify the examples from the corpus data of Contemporary Japanese, observing what is the language form relating to the meaning and the function of the given sentence, in order to develop the skills to analyze the natural language and to apply to Japanese teaching.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
日本語の文の意味の現れ方について,文の構造とそれを組み立てる要素に着目し,何が当該の意味を支える形式であるのかを,実例を分析しながら見極める訓練を積み,文法の基礎的な知識と分析力・考察力を養うことで,教育に応用する力をつけることを目標とする。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
授業では日本語を一つの言語としてどのように分析するのか,その見方を学んでいく。
本講義では特に,文の中核的な成分である「格とヴォイス」について学んでいく。


第1回:ガイダンス(日本語学習者の誤用を分析してみよう)

第2回: 現代日本語の格

第3回: 現代日本語の格と構文タイプ

第4回: 多義語の意味を支える構造とカテゴリカルな意味

第5回:多義形式の意味とカテゴリカルな意味

第6回:ヴォイス(自動詞と他動詞)

第7回:ヴォイス(受身文)

第8回:ヴォイス(可能文,自発文)

第9回:ヴォイス(ラレル文の多義とそれを支える構造)

第10回:ヴォイス(使役文)

第11回:ヴォイス(やりもらい)

第12回:テンス・アスペクト(シテイルの意味)

第13回:テンス・アスペクト(シテイルの機能)

第14回:まとめ

第15回:期末試験
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
日本語学や言語学に関する入門書程度の基礎知識が必要です。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
平常点(授業中の発言・討論)(40%)、期末のレポート(60%)
大学の授業は出席することが大前提です。欠席の場合は,必ずメールにて連絡すること。
60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
自作プリント
参考書
Reference Book
参考書・参考資料等
藤原雅憲『日本語教育 よくわかる文法』アルク
原沢伊都夫『考えて,解いて,学ぶ日本語教育の文法』スリーエーネットワーク
伊坂淳一『新ここからはじまる日本語学』ひつじ書房
野田尚史『はじめての人の日本語文法』(くろしお出版)
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
予習,復習をしてください。授業後にTACTのフォーラムに授業の振り返りを書いてください。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
履修取り下げ制度を採用
(期末試験を受けなければ,自動的に履修取り下げになります)
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
B-1)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向あり)