学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0160609
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
日本語学P,特別C一般・個別言語学
科目名 【日本語】
Course Title
日本語史講義Ⅰ(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Lecture on History of Japanese Language I(From2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMJL3109J
担当教員 【日本語】
Instructor
李 乃琦 ○
担当教員 【英語】
Instructor
LI Naiqi ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 水曜日 2時限
Spring Wed 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中一種・国語、高一種・国語(国語学)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
古辞書からみる日本語史


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
日本語の歴史を学ぶ上で、もっとも大切な文献ジャンルの一つが、「辞書」である。この辞書の歴史について知識を深めることが、授業の目的である。具体的な内容として、古代から現代まで、各時代の日本語辞書資料を取り上げ、それぞれの特徴と意義を講義する。一連の学習を通じて、日本語学に対する理解を深めることが求められる。すなわち、日本語研究に際し、辞書が果たした役割を論じていく。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
A "dictionary" is one of the most important literary genres for studying the history of the Japanese language. It is the purpose of this class to develop the knowledge of the history of dictionaries. Specifically, we examine multiple Japanese lexicographical materials from ancient to modern time period and discuss their characteristics and significance. Through a series of lectures, students are expected to deepen their understanding of Japanese linguistics. In other words, we discuss the role played by dictionaries in the study of the Japanese language.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
授業を通じて、学生自身、各時代の日本語辞書の解読に必要な基礎知識をのばすことと、自ら問題点を見つけ、解決する力を高めることが期待される。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
第1回 イントロダクション(1)日本古辞書における三大出典―『玉篇』『切韻』『一切経音義』
第2回 イントロダクション(2)辞書編纂の試練:仏典音義の編纂―『新訳華厳経音義私記』等
第3回 平安時代:現存最古の日本辞書―『篆隷万象名義』
第4回 平安時代:仏典音義と和訓の収集―『新撰字鏡』
第5回 平安時代:本文典拠主義に基づく日本辞書の成立―『倭名類聚抄』
第6回 平安時代:本文典拠主義に基づく漢和辞書の完成―『類聚名義抄』
第7回 鎌倉時代:前代の漢和辞書の集大成―『字鏡』
第8回 鎌倉時代:国語辞書の編纂―『字類抄』の諸本
第9回 室町時代:『下学集』―古本『節用集』―近世『節用集』
第10回 室町時代:漢和辞書の発展―『倭玉篇』
第11回 室町時代:古代語から近世語への過渡期―『日葡辞書』
第12回 江戸時代:近世期の三大辞書―『倭訓栞』『雅言集覧』『俚言集覧』
第13回 近代:『言海』
第14回 現代の辞書 
第15回 まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要しない
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業への参加状況(20%)、課題(30%)、期末レポート(50%)。以上の総点で評価し、100点満点中、60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
教科書はないが、講義に必要な資料を授業中に配布する。
参考書
Reference Book
日本の古辞書 : 序文・跋文を読む / 高橋忠彦, 高橋久子 : 大修館書店, 2006, ISBN:4469221775
日本古辞書を学ぶ人のために / 西崎亨 : 世界思想社, 1995, ISBN:4790705552
古辞書と国語 / 吉田金彦 : 臨川書店, 2011, ISBN:9784653040590
日本辞書辞典 / 沖森卓也 : おうふう, 1997, ISBN:4273028905
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
各回、授業内容の復習を必ずおこなうこと。
また、興味をもったテーマについて、積極的に自己学習をおこなうこと。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)