授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 人間の社会生活を形成するコミュニケーションの構造と秩序を理解し、理論的に分析する能力を身に付けるだけでなく、社会における人間の行為への関心や理解、ひいては人間社会への洞察力を深めることを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The overall purpose of the course is to help students: (1) understand the organization of human interaction, (2) be equipped with the basic skills to analyze human social actions in the actual interactional context from a micro perspective, and (3) enhance their insight into human society. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ・会話コミュニケーションの仕組みについて理解し、説明できる
・会話コミュニケーション研究の手法と知見を理解し、応用できる
・会話コミュニケーション研究で得られた知見にもとづき、実際のコミュニケーション場面を分析することができる
・文献(日本語、英語)を正確に読み解き、説明できる能力を身につける |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | コミュニケーションを研究するということは、コミュニケーションに参加している互いに独立した個々人を出発点にするのではなく、話し手と聞き手の間の相互依存的な関係をもっとも基本的なレベルとして捉えることが必要である。話し手と聞き手の間の相互依存的な関係とは、話し手と聞き手が互いに相手の反応を参照しながら行動することであり、そうしたプロセスを通じてコミュニケーションは成り立っている。本授業では、「会話」という人間の基本的なコミュニケーション活動を取り扱い、言語・身体と社会の関係についての理解と関心を深めることを目的とする。コミュニケーションをミクロに紐解く研究手法の視点から、日常会話における話し手と聞き手の言語・身体動作を微視的に観察することを通して、私たちの会話を成り立たせる組織や秩序について学ぶ。
授業計画:
1. オリエンテーション
2. 順番交替1
3. 順番交替2
4. 連鎖分析1
5. 連鎖分析2
6. 基盤化1
7. 基盤化2
8. マルチモダリティ1
9. マルチモダリティ2
10. 多人数会話と参与構造1
11. 多人数会話と参与構造2
12. 成員カテゴリー1
13. 成員カテゴリー2
14. データセッション
15. まとめ
授業では毎回、課題リーディングを事前に行い、それにもとづいた積極的な議論を行うことが求められる。また、授業内で実際の会話データを観察し、議論するアクティビティへの積極的な参加が求められる。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 1. 授業への積極的参加、オンライン・フォーラムへの書き込み (40%)
2. 授業内プレゼンテーション (20%)
3. 期末レポート (40%)
100点満点中、60点を合格とする。
詳細については、授業内で案内します。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 『会話分析入門』串田秀也・平本毅・林誠 著 勁草書房 ISBN: 978-4-326-60296-4 |
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参考書 Reference Book | | 高木智世・細田由利・森田笑 (2016).『会話分析の基礎』ひつじ書房. |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 毎回課されるリーディングを授業までに必ず行い、それにもとづいた質問・コメントをオンライン・フォーラムに掲示すること。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「W」となるが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となる。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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