学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0161205
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
日本語学P,東洋文献学P
科目名 【日本語】
Course Title
日本文学講義Ⅱa(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Lecture on Japanese Literature IIa(From2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMJA3105J
担当教員 【日本語】
Instructor
加藤 弓枝 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KATO Yumie ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 2時限
Spring Mon 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
2年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中一種・国語、高一種・国語(国文学)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
近世文人の書簡・日記を読む


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
手紙や日記などのように一人称で語られ、書かれた資料を「エゴ・ドキュメント」と呼ぶ。近年、ヨーロッパ史研究を中心に関心を集めてきたが、日本においてもさまざまな学術領域で注目されており、日本古典文学も例外ではない。本授業では江戸時代の文人たちが記した書簡や日記などを取り上げ、その読解能力を身につけることを目的とする。そのなお、原則毎回グループあるいは個別ワークを行う。初回を除き、準備課題と復習課題を提出したうえで授業へ参加することとなる。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Material that is written or told in the first person, such as letters and diaries, is called 'ego-document.' In recent years, ego-documents have attracted interest mainly in European historical studies, but they are also gaining attention in various academic fields in Japan, with Japanese classical literature being no exception. The aim of this course is to develop the ability to read and understand letters and diaries written by Edo period writers. In principle, group or individual work will be conducted in each of these lectures. Except for the first session, students are expected to participate in class after completing preparatory and review assignments.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・くずし字で記された書簡や日記を読むことができる。
・江戸時代の文人の書簡や日記に記された内容を分析することができる。
・未翻刻の書簡・日記などの資料の、全文翻刻と校訂作業を行うことができる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
▼実際のスケジュールは授業時に説明する。
本授業では、書簡や日記の読み方を講義した後、受講者が実際に未解読の書簡や日記の資料群を読解し、その背景について調査して報告書にまとめる。受講者が報告書を作成した資料は、演習形式で授業でも取り上げることとする。

第1回:ガイダンス
第2回:書簡・日記の読み方(1)
第3回:書簡・日記の読み方(2)
第4回:書簡・日記の読み方(3)
第5回:近世文人の書簡・日記を読む(1)
第6回:近世文人の書簡・日記を読む(2)
第7回:近世文人の書簡・日記を読む(3)
第8回:近世文人の書簡・日記を読む(4)
第9回:近世文人の書簡・日記を読む(5)
第10回:近世文人の書簡・日記を読む(6)
第11回:近世文人の書簡・日記を読む(7)
第12回:近世文人の書簡・日記を読む(8)
第13回:近世文人の書簡・日記を読む(9)
第14回:近世文人の書簡・日記を読む(10)
第15回:まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
・前期と後期は授業内容が異なる。原則として(基本的に必ず)、前期・後期を通して受講すること。
・くずし字解読能力を有すること、あるいはその意欲があること。講義を通して、必ずくずし字読解能力を習得してもらう。すでにある程度読める者もより高い段階を目指してもらう。
・大学入学程度の古文の知識を有すること。
・パソコンかタブレット端末が必要となるため、原則毎回持参すること。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
課題への取り組み(50%)・レポート(50%)の合計点により評価する。
原則毎回グループ(あるいは個人)で課題に取り組むため、その貢献度如何によっては、合計点から減点されることがある。また、受講態度如何によっても、合計点から減点されることがある。なお、期末レポートを提出しなかった者は「欠席」とする。
教科書・テキスト
Textbook
必要に応じて資料を配布する。
参考書
Reference Book
・児玉幸多『くずし字解読辞典 普及版』(東京堂出版、2,376円、ISBN-13: 978-4490103311)や高田竹山監修『五体字類』(西東書房)などのくずし字辞典(推奨辞典については初回授業で説明する)。
・「国立各界図書館デジタルコレクション」を使用するため、履修者は事前に「個人向けデジタル化資料送信サービス」を使えるように登録しておくこと。
・その他、授業中に紹介する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
・各回の授業内容の復習をおこなうこと。
・また、興味をもった書簡・日記について、積極的に自己学習をおこなうこと。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用しない。レポートを提出しなかった者は「欠席」とする。
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
B-1)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向あり)
古典籍の実物を手に取ることもあるため、原則対面授業となる。