授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 日本文学の真髄である和歌・連歌について学び、その表現と理論、特質を理解することで、人間の心と行為を洞察する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The aim of this course is to learn Waka and Renga, the soul of Japanese culture, to understand expressions, theory, and specific character of it, and consequently to penetrate into human minds and acts. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 日本中世に高い水準の文学的達成を示した和歌・連歌の様態を理解し、それらがいかに定型の中で表現を深化させていったかを、漢詩や物語、随筆などの知識を持つことで考察し、理論化していくことができる。和歌を中心とする韻文の技法の知識に習熟し、的確な鑑賞ができるようになり、日本文化を表現する古典詩歌のあり方を理解できるようになる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 韻文表現とそこに内包される思想に関して、下記のような内容を講義する予定。
1 和歌文学とは
2〜6 中世和歌文学の技法・形式と諸問題 (百首歌・自歌合・秀歌選)
7・8 和歌と神仏と心
9・10 和歌文学研究と中世の万葉集
11 名所・歌枕とその表現・書
12 和歌文学研究と中世の伊勢・源氏物語
13・14和歌文学研究と詞 (連歌語彙・古辞書) |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業に対する取り組みの姿勢、理解度、到達度を出席などではかり(25パーセント)、和歌・連歌の鑑賞能力の達成度、和歌・連歌文学と理論に対する洞察の深さと総合的な理解度を期末試験で測る(75パーセント)。60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 講義の際に適宜指示する。
伊藤伸江著 『室町期和歌連歌の研究』(2023・新典社)
伊藤伸江著 『中世和歌連歌の研究』( 2002・笠間書院)
伊藤伸江・奥田勲『心敬和歌 訳注と研究』(2015・笠間書院) などの論文。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 和歌技法に関して各種入門書や研究書に目を通し、復習をしておくこと。その他、講義で扱う和歌・連歌文学作品 (新古今和歌集、万葉集、伊勢物語、心敬・宗祇などの連歌百韻)を扱われた際に読むことを勧める。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用しない。期末試験を受験しなかった者は「欠席」とする。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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