学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0161411
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
哲学倫理学P
科目名 【日本語】
Course Title
西洋哲学史演習Ⅱ(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Seminar on the History of Occidental Philosophy II(From2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMPH3111J
担当教員 【日本語】
Instructor
岩田 直也 ○
担当教員 【英語】
Instructor
IWATA Naoya ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 金曜日 3時限
秋 金曜日 4時限
Fall Fri 3
Fall Fri 4
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
3年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
プラトン『テアイテトス』第一部を読む


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
西洋古代哲学における原典を古典ギリシア語で読み解き、註釈や研究論文などの関連文献も参照しつつ、その内容について自らの見解を展開する能力を身に着けることを目的とします。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Through this course, students will learn how to read original texts in ancient philosophy, consulting commentaries and research papers, and to develop their own ideas about them.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・西洋古代哲学の原典を、言葉の細かいニュアンスの違いにも注意しながら、古典ギリシア語を用いて正確に読み解くことができる。
・日本語だけでなく外国語(主に英語)で書かれた註釈や研究文献を使いこなすことができる。
・複雑な哲学的主張を批判的に分析し、その評価を客観的かつ明晰に他者に表現できる。
・古典のテキストから哲学的に重要な問題を見抜き、それについて自分自身の見解を展開することができる。
・現代のわれわれとは非常に異なる古代の思考法に関心をもち、尊重する態度を持って接することができる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
『テアイテトス』は「知識とは何か?」という問題を扱う西洋哲学の歴史の古典中の古典です。中でも第一部は「知識は知覚である」という定義の批判的検討を中心に、プロタゴラスの相対主義論駁やプラトンの感覚知覚論など困難ですがスリリングな議論が多く展開されます。

授業は第一部の後半(169d3)から読み始め、毎回二コマで3~4ページ程度読み進める予定です。みなさんにはギリシア語から日本語に訳してもらいますが、古典ギリシア語初学者には短い割り当てとするなど配慮しますし、文法の解説なども詳しく行います。また、時間の許す限り哲学的な内容についての議論も行います。

第1回:ガイダンス(テキスト、参考文献、授業の進め方などの説明)

第2回~第15回:テキストの読解と内容の議論
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
授業を履修するためには、古典ギリシア語初級を修得しているか、その内容をある程度理解していることが必要です。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
平常点を60%、学期末レポートを40%として評価し、100点満点中60点以上を合格とします。
平常点は、古典ギリシア語からの訳出(ただし初学者には配慮します)、哲学的議論への貢献度を総合的に評価します。
学期末レポートは、課題のテキストからの任意の問題について論述してもらい、その問題の内容および関連文献の理解度、論点の独自性、全体的な論述の明晰さおよび説得性を総合的に評価します。
教科書・テキスト
Textbook
Duke, E.A. et al., Platonis Opera, vol. 1. Oxford Classical Texts, 1995.
参考書
Reference Book
Burnyeat, Myles and Levett, M. J., (1990), The Theaetetus of Plato, Hackett, Indianapolis. その他の詳細な参考文献は、初回授業の時に紹介します。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
予習としては、毎回テキストの指定された範囲を和訳することができるよう準備してきてください。また、そこでの哲学的問題について意見を述べることができるよう考えをまとめておいてください。その際には、適宜、授業で示す参考文献を参照するようにしてください。
復習としては、授業での議論をまとめ、関連する文献を読み、学期末レポートの作成に役立てて下さい。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する。『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
隔週開講
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)