授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 百舌鳥・古市古墳群の世界遺産の登録を追風にして、最近では前方後円墳が社会的な人気を博している。では、前方後円墳とは一体何であったのか?前方後円墳が築かれた同時代における歴史的意義だけでなく、現在におけるモニュメント的意義をも射程に入れて、考古資料の意義を多面的に理解することを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The aim of this lecture is to help students understand the potencial value of archaeological evidence from multiple perspectives by highlighting not only the historical significance of Keyhole-shaped mounds , but also their monumental significance in the present day. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 考古学的な遺構や遺物の歴史学的な価値を理解し、それらから歴史を復元してゆく手法を習得する。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 第1回 :ガイダンス 本講義の概要 第2回~4回:前方後円墳とはなにか (前方後円墳の諸情報・古墳時代概説) 第5・6回 :古墳時代国家形成論 (既往の有力学説と近年の理論枠の解説) 第7~9回 :前方後円墳という装置 (権力資源論をもちいた前方後円墳の評価) 第10~12回:前方後円墳の階層秩序(前方後円墳をつうじた階層秩序の形成プロセスの復元) 第13回 :巨大古墳の被葬者 (『記』『紀』と考古資料の接点を探る) 第14・15回 :古墳公共事業説批判
*授業の進行具合や受講生の反応などに応じて、受講生に説明の上で若干の変更があり得ます。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 近藤義郎1983『前方後円墳の時代』岩波書店(2020年に岩波文庫で刊行) 都出比呂志1998『古代国家の胎動』日本放送出版協会 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 各回の授業内容の復習をおこなうこと。 できれば前方後円墳を訪れてみてほしい。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する。:『履修取り下げ届』を期日までにメールにより連絡した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、連絡をしない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。連絡先はshimogaki.hitoshi.7z@kyoto-u.ac.jp |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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