授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 文化人類学は、人類の文化や社会の多様性と普遍的特性を探求する学問である。この授業では、とくにサハラ以南のアフリカの諸文化がたどってきた歴史を具体的な事例として、人類の文化の多様性を理解することを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The aim of this course is to help students acquire the basic notions of cultural anthropology; the notion of diversity of human societies and cultures and the notion of universality of their fundamental traits. To achieve this aim, we study the cases of societies and cultures of Sub-Saharan Africa from a historical perspective. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ユーラシアの諸文明と比較して「遅れている」と考えられがちなサハラ以南アフリカの諸社会が、自然環境に適合した生業技術をもとに、他地域の文明と交流しつつ独自の文化を形成してきたことを理解しており、その知識をもとに、今日のアフリカ諸国が抱える諸問題の背景を説明できる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 授業は大きく三部に分かれる。 第一部 アフリカの歴史の土台(西暦1000年頃まで) 1.イントロダクション・大陸概観 2.サハラの気候変動とアフリカの文化史 3.農耕・牧畜の大陸南半への展開 4.サハラ以南アフリカの社会と文化の諸特徴 第二部 外の世界との交流(西暦1000年頃から18世紀末まで) 5.外の世界との交流 アジア・イスラーム世界 6.西アフリカの歴史的文明 7.外の世界との交流 ヨーロッパとの接触 8.大西洋奴隷貿易(その1) 9.大西洋奴隷貿易(その2) 10.大西洋奴隷貿易(その3) 第三部 現代世界の中のアフリカ(19世紀以降現代まで) 11.奴隷貿易の終わり 12.植民地支配 13.独立後の諸問題 14.現代のアフリカ 15.まとめと評価 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | ペーパーテストのみで評価する。60%を合格の基準とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 岩波講座・世界歴史第18巻 『アフリカ諸地域』(2022年) |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 授業時間中に参照すべき論文、インターネットサイトなどを紹介するので、各自アクセスして関心を広げてほしい。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する。
『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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