学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0162316
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
歴史文化学P
科目名 【日本語】
Course Title
文化人類学演習Ⅰa(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Seminar on Cultural Anthropology Ia(From2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCA3116J
担当教員 【日本語】
Instructor
佐々木 重洋 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SASAKI Shigehiro ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 木曜日 3時限
Spring Thu 3
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
3年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中一種・社会(日本史及び外国史)、
高一種・地歴(外国史)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本演習は、文化人類学分野・専門分属生の3年生と4年生を対象とし、文化人類学の歴史と代表的な論点を学ぶとともに、参加者各自の卒業研究(4年生)、卒業研究に向けた準備作業(3年生)、をそれぞれ進展させることを目的としている。

履修初年度は卒業研究(個人研究)の着手に向けた準備作業の一環として、「問いを立てる」意識を高める機会として、履修次年度は昨年度の演習内容をふまえた個人研究を発展させる機会として、積み上げ式に活用されることを意図している。

本演習は、前半部(4月~5月):共通の参考図書を用いた報告と討論と、後半部(6月~7月):各自の自由なテーマ設定による報告と討論、からなる。


 
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course deals with the methodology of ethnography, through discussion on the various topics presented by the participants. The participants are expected to commit themselves to make discussion be more fruitful.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・文化人類学における基本的な調査研究主題について理解している。
・自身の興味や疑問点に即して適切に問題提起をおこなうことができる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
(1)前半部:共通の参考図書を用いた報告と討論

1)内容
参加者は各自、 『社会人類学』(岩波書店、1967年)、 『社会人類学』(社会思想社、1968年) などから人類学の古典的主題をひとつ選択し、それぞれの内容について理解を深める。

2)報告と討論
・受講者は、上記の図書から、各自の関心に近い章をひとつ選択して読み、内容の要約、内容をふまえた疑問点、問いを報告する(A4用紙2~3枚程度のレジュメ作成)。
・この報告を受けて、ディスカッサント(各回3名程度、ローテーションで公平に担当)を軸とした全体討論をつうじて、問題意識を共有する。


(2)後半部:個別報告と討論

1)内容
〇3年生(来年度以降の卒論提出予定者):「問い」を立てる実践
・具体的な事例資料(対象の内容や形式はとくに制限しない)を紹介し、その資料からどのような問いを立てることができるか考える。
・1)事例資料紹介、2)なぜその資料に興味を持ったのか、自分の問題意識とその資料から導き出される問い、3)その問いを立てることの意義、について紹介する。
・報告内容は、国内外の事例を問わず、興味をもっていることであれば何でも可。用いる資料の種類も問わない。春学期は、自身の興味関心を掘り下げることに重点を置く。

〇4年生(卒論提出予定者):個人研究の構想報告+今後の課題と調査研究計画の確認
・調査研究テーマがまだ確定していない場合は、卒業研究の主題に関連する先行研究の紹介と批判的検討を経た問題の所在の発見でもよい。

2)報告と討論
・発表者はレジュメもしくはスライド資料を準備して発表をおこなう。
・各回、ディスカッサント(質疑をおこない、討論における論点を抽出、提示する)を輪番で担当する。
・発表者とディスカッサントをのぞく受講者は、講評シートに講評や助言を記入し、それをふまえて適宜発言する。演習終了後、発表者はこれらの講評シートを受領して今後の学修に活用する。 

全体討論とコメントシートによるフィードバックをつうじて、効果的なプレゼンテーションスキル、生産的な議論の場の形成についても学ぶ。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
文化人類学分野・専門の学部3年生・4年生以上を対象とします。秋学期の文化人類学演習Ⅰbと連続して履修するように設計されています。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
個人発表の準備状況(50%)+討論への参与度(50%)
 60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
授業中に随時、紹介する。
参考書
Reference Book
・『社会人類学』のテキスト(「文化人類学講読Ⅰ」とも関連する内容のもの)
・文化人類学分野・専門の過去の卒業論文
・その他、授業中に随時、指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
日ごろからニュースや新聞等で紹介されている時事問題を含め、文化、社会に関する幅広い関心を持ち、本授業を含め、文化人類学分野・専門で学んでいる内容がそれらとどのように関係するのか、考える習慣を身につける。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
文化人類学分野・専門所属の学生を対象とします。当ゼミの卒業生・修了生が特別講師として参加する場合があります。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)