学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
文学部
時間割コード
Registration Code
0162317
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
歴史文化学P
科目名 【日本語】
Course Title
文化人類学演習Ⅰb(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Seminar on Cultural Anthropology Ib(From2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMCA3117J
担当教員 【日本語】
Instructor
佐々木 重洋 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SASAKI Shigehiro ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 木曜日 3時限
Fall Thu 3
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
3年生以上
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
演習
Seminar
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中一種・社会(日本史及び外国史)、
高一種・地歴(外国史)
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
フィールドワークと民族誌記述の手法を学ぶとともに、参加者各自の問題意識の先鋭化、適切な調査研究課題の発見と設定に取り組む過程をつうじて、卒業研究に向けた準備作業の場とする。

春学期に続いて、効果的なプレゼンテーション、生産的な議論のあり方についても実践的に学ぶ。秋学期は、各自の問題意識を、関連する先行研究との対話のなかでより専門分野的・学術的に位置づけていくことを目的としている。

 
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course deals with the methodology of ethnography, through discussion on the various topics presented by the participants. The participants are expected to commit themselves to make discussion be more fruitful.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・文化人類学における基本的な調査研究項目について理解している。
・自身の興味や疑問点に即して適切に問題を提起をすることができる。その問題提起の内容と意義を、文化人類学の議論の中に位置づけて示すことができる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
(1)内容
〇4年生(卒論提出予定者)
 現在取り組んでいる個人研究(卒業研究)の進捗状況を報告するとともに、質疑応答と討論によって全体の論旨と今後の作業方針や課題を確認する。

〇3年生(来年度以降の卒論提出予定者)
 各自の関心と問題意識にもとづいて、a)自ら調査した一次資料の報告と検討、b)自身の関心に近い学術論文の紹介、のどちらかを1回おこなうものとする。
a)自ら調査した一次資料の報告と検討
b)自身の関心に近い学術論文の紹介
 『文化人類学』、『日本民俗学』、『季刊人類学』、『社会人類学年報』など、人類学系(文化人類学、民俗学、社会言語学等)の日本語または外国語の学術雑誌から論文をひとつ選定し、その内容紹介とともに、a)得られた知見や視点、手法、b)未解決の課題、を示す。この作業を、「論文の書き方」を学ぶ機会ともする。    

(2)形式と進め方
・1回の演習につき、おおむね2名ずつ交代で報告をおこなう予定である。持ち時間はひとりあたり45分とする。
・報告者はレジュメもしくはスライド資料を準備する。
・各回、ディスカッサント(質疑をおこない、討論における論点を抽出、提示する)を輪番で担当し、ディスカッサントは生産的な議論空間を主導するよう努める。
・発表者、ディスカッサント以外の受講者は、配布された講評シートに項目ごとに講評や助言を記入し、それをふまえて適宜発言する。演習終了後、発表者はこれらの講評シートを受け取り、当日の報告内容の自己点検に活用する。

春学期同様、効果的なプレゼンテーションスキル、生産的な討論の場の形成についても学ぶ。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
文化人類学分野・専門の学部3年生・4年生以上を対象とします。春学期の文化人類学演習Ⅰaと連続して履修するように設計されています。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
個人発表の準備状況(50%)+討論への参与度(50%)
 60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
とくに指定しない。必要に応じて資料を配布する。
参考書
Reference Book
・文化人類学分野・専門の過去の卒業論文

和文ジャーナル
・『文化人類学』
・『社会人類学年報』
・『日本民俗学』など

英文ジャーナル
・Journal of the Royal Anthropological Institute (formerly MAN)
・ HAU: Journal of Ethnographic Theory
・Anthropology Today
・Current Anthropology
・Japanese Review of Cultural Anthropology など
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
投稿要領や投稿規定が明示されており、査読制をとる学術雑誌(参考書欄にあげてある雑誌類)にふれる機会を増やす。参考書欄にあげてあるのはその一部であるが、インターネットでタイトルだけ検索しても必要十分な情報は得られないので、対象分野にとらわれず、さまざまな学術雑誌を実際に手に取って目をとおす習慣を身につける。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
文化人類学分野・専門所属の学生を対象とします。本ゼミの卒業生・修了生が特別講師として参加する場合があります。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)