授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 英文テキストの講読と議論をとおして、人類学の記述と解釈を再検討する。 春学期は、近代人類学の成立と展開に大きな影響力をおよぼした英国の社会人類学(social anthropology)の古典的論考と著作を中心に精読し、人類学の基本的な課題や人類学的思考について考える。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course deals with the history and methodology in anthropology, through reading classical works of British social anthropology and discussion. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | ・社会人類学の目的と視点、基本的な研究テーマについて理解している。 ・17世紀以降のヨーロッパにおける人類学史の概要を理解している。 ・応用人類学の誕生経緯と当時期待された主な役割について説明できる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 英文テキストの精読と、教員による講義、参加者全員による討論を組み合わせて実施する。
古代ギリシア時代以前にさかのぼる異文化接触や異民族との戦闘、支配/被支配の経験、大航海時代以降の博物学の発達、17世紀以降の啓蒙思想と社会哲学の隆盛などと密接に結びつきながら誕生した人類学を、大学における人文学の専門分野のひとつに位置づけるうえで大きな役割を果たしたエヴァンズ=プリチャード、ゴドフリー・リーンハート、ジョン・ビーティら英国オックスフォード系の社会人類学者の論考や著作を批判的に読む。
授業の進め方は、1)担当個所を分担した輪読、2)担当個所を設けず、参加者全員が同じテキストを読んだうえでの討論、を併用する。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 60点以上を合格とする。授業目的の達成度を評価の基準とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | Evans-Pritchard, E. E. Social Anthropology, Cohen & West, 1951 Evans-Pritchard, E. E. Essays in Social Anthropology, Faber & Faber, 1962
*書籍を購入する必要はありません。該当箇所のコピーを配布、またはリソースにアップロードします。Social Anthropolologyは文化人類学リテラボ(107)に配架されています。 |
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参考書 Reference Book | | ジョン・ビーティ 『社会人類学:異なる文化の論理』(蒲生正男・村武精一訳)、社会思想社、1968 ゴドフリー・リーンハート 『社会人類学』(増田義郎・長島信弘訳)、岩波書店、1975[1967] |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 事前に配布されたテキストを熟読し、不明な点や疑問点を整理しておく。また、授業中にわからなかったことがあればその場で質問し、別の事例をもとに考えてみる。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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