授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 現代社会の特徴の一つであるリスクの問題の概要と背景を理解し,これをどう扱うべきかについての考えを深める。具体的には,食の安全や環境保全に関する課題を扱いながら,リスクの所在,評価,管理などに伴うトレードオフや科学的知見の不確実性について理解を深め,現実的な対応策を探る。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The aim of this lecture is to acquire the sence of managing the ambivalence of modern technology. On the premise that both sides exist, students learn how to think about issues such as the trade-off between convenience and risk. After clarifying the location of the problem through case analysis, the method of problem setting and problem solving is introduced. We will also introduce methods to realize appropriate allocation of interests and agreements based on a comprehensive view of the impact on stakeholders. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 持続可能性という社会的課題への対応に必要とされる科学技術とそのリスクのトレードオフに対する考え方を学ぶ。利便性とリスクは不可分な存在であることを前提として,リスク受容の条件,リスクと便益の配分における社会的公正といった諸概念を理解し、技術の社会的制御についての理解を深めることを目的とする。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 科学技術の導入に伴うトレードオフについての事例を紹介し,問題の所在を明らかにする。さらに事例の分析を通じて問題設定や課題解決の方法を紹介する。またステークホルダへの諸影響を俯瞰した上で適切な利害配分や合意を実現する方法を紹介する。
1. ガイダンス 2. 科学技術と社会の悩ましい関係 3. 持続可能な社会への転換と「やっかいな問題」 4. リスク社会と二項対立的問題設定の限界 5. 環境保全におけるガバメントとガバナンス 6. エネルギー問題の技術解と社会解 7. 食と農の持続性における科学と技術 8. 総括 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 平常点(授業中に毎回実施する小レポートの内容)と期末レポート。総合評価のうえ60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | |
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参考書 Reference Book | | 参考文献: ウルリッヒ ベック(1998)『危険社会』法政大学出版会. ウルリッヒ ベック(2003)『世界リスク社会論』平凡社. 鬼頭修一・福永真弓 編著(2009)『環境倫理学』東京大学出版会. 丸山康司(2014)『再生可能エネルギーの社会化』有斐閣 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となる。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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