授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 地理学の基本文献(日本語・英語)を講読することによって、20世紀から現在にかけての地理学史を学ぶとともに、地理学的アプローチの特徴を研究分野ごとに理解し、現在進行形の学問的課題を考究する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The purpose of this course is to learn the fundamental knowledge and research methods, discussing the research trends in geography. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 地理学史の大きな流れを踏まえた上で、文献の読み取りから地理学の基礎的な概念や理論、方法論などを理解できることを目標とする。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 地理学の主要3分野として自然地理学、人文地理学、環境地理学について、それぞれ1冊ずつ基本的なテキストを購読する。
自然地理学に関しては、地形学、気候学、植生地理学、土壌学、地理情報学の各分野に関して理解を深め、それらのアプローチについて議論する。人文地理学に関しては、都市・農村、景観、産業・経済、成治・文化、歴史といったトピックスの研究動向について理解し、地域論、空間論、場所論、政策論といったアプローチの特徴を議論する。環境地理学に関しては、自然と社会とを統合的にとらえる立場から最近の地理学の動向について議論する。
受講生は、研究の背景や観点、調査や分析の方法と結果、結論と課題などに注意して文献の内容を発表し、それをもとに参加者全員で議論する。各受講生は、それぞれのテキストにおいて2章程度を担当する。具体的な授業の進め方については、初回授業時に説明する。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 地理学の3年生は必ず受講すること。海外留学などの特別な事情がない限り、地理学講読a(春学期)、地理学講読b(秋学期)をこの順番で、連続して受講すること。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | ハンドアウトと報告内容によって基礎的概念・理論等の理解度を評価する(70点)とともに、議論への参加にかかる積極度を加算し(30点)、総点60点以上を合格とする。原則として毎回出席すること。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 1.松山洋・川瀬久美子・辻村真貴・高岡貞夫・三浦英樹著『自然地理学』(ミネルヴァ書房、2014年) 2.竹中克行編『人文地理学のパースペクティブ』(ミネルヴァ書房、2022年) 3.John Mathews and David Herbert著『Geography: A Very Short Introduction』(2008年、Oxford University Press、ただし洋書についてはコピーを用意する) |
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参考書 Reference Book | | P・グールド著『現代地理学のフロンティア(上・下)』(地人書房、1989・1994年)、R・J・ジョンストン著『現代地理学の潮流(上・下)』(地人書房、1997年・1999年)、フィル・ハバートほか著『現代人文地理学の理論と実践』(明石書店、2018年)など、その他については授業時に適宜紹介する。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 受講生は、自分が担当する章だけでなく、他の受講生が担当する部分を事前に読んだ上で授業に出席すること。自分の担当する章については、その概要とそれに関する考察をまとめたハンドアウトを用意・配布すること。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する:『履修取り下げ届』を期日までに提出した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、同届を提出しない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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