授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | この授業では以下のような点を目的としています。①フランス近代美術を中心に美術作品に関する基礎的な知識を獲得するとともに、近代美術の歴史について理解を深めます。②美術作品を資料として捉えた場合の素材毎の特長および取り扱い上の注意点について、正しい知識を獲得します。③美術作品を調査・研究する際に必要な知識・着眼点について理解を深めます。④フランス近代美術を例として取り上げ、文化財の保存や修復の考え方を身につけます。⑤皆さんが博物館の学芸員になった場合、あるいは行政の教育委員会などに勤務することになった場合、フランス近代の美術作品を正しく理解し、取り扱えるような基礎知識を身につけられるよう、フランス語で書かれた専門文献を理解する力も養成したいと考えています。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The objectives of this class are to (1) To acquire basic knowledge of works of art, with a focus on French modern art, and to deepen understanding of the history of modern art. (2) To acquire a correct knowledge of the characteristics of each material and points to be considered when handling art works as materials. (iii) To deepen understanding of the knowledge and viewpoints necessary for researching and studying art works. (iv) To acquire the concept of conservation and restoration of cultural properties by taking up French modern art as an example. (5) We also aim to cultivate the ability to understand specialized literature written in French so that when you become museum curators or work for a government board of education, you will have the basic knowledge to correctly understand and handle modern French works of art. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 博物館活動の基礎となる博物館資料について、フランス近代美術を中心として、その基本的知識と歴史、調査・研究に必要な知識と着眼点、保存や修復の考え方等を理解するとともに、現地の言葉で書かれた研究文献の読解できるようになることをめざします。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | この授業では、パリ、オルセー美術館に所蔵される作品(絵画、彫刻、工芸、版画、素描等)を中心に、多様な博物館資料を扱うフランス語の文献をテキストとして使用し、以下のようなテーマをめぐって、参加学生によるテキストの読解と教員による解説を軸に進めていきます。
1.美術館の成り立ちとコレクションの形成 2.フランス近代美術史の展開と主要な芸術家 3.作品資料の来歴・素材・図像・様式等に関する基礎知識 4.作品資料の調査・研究・保存・修復・展示に関する基本的な考え方
初回の授業時に、授業の進め方や成績評価の方法、近代美術史の流れ、美術作品の着眼点などについて説明を行います。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | フランス語で書かれた文献を読むため、フランス語の基礎的な文法の知識と基礎的な読解力を身に着けていることが必要となります。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業への参加や貢献の状況および期末レポートの質によって成績評価を行います。 100点満点で60点以上を合格とします。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 教科書は使用しません。 授業で使用するテキストや資料はTACTのリソースにアップします。 |
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参考書 Reference Book | | 三浦篤『まなざしのレッスン 1 西洋伝統絵画篇』(東京大学出版会 2001年);三浦篤『まなざしのレッスン 2西洋近現代絵画篇』(東京大学出版会 2015年);尾関幸・陣岡めぐみ・三浦篤『西洋美術の歴史7 19世紀 - 近代美術の誕生、ロマン派から印象派へ』(中央公論新社 2017年);井口 壽乃・田中 正之・村上 博哉『西洋美術の歴史8 20世紀 - 越境する現代美術』(中央公論新社 2017年);秋山聡・田中正之編『西洋美術史』(美術出版ライブラリー歴史篇 2021年) 上記以外の参考書・参考文献は授業時に指示します。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 授業時に使用するフランス語のテキスト(原則として約1週間前にTACTにアップします)を訳したり説明できるように予習をしておいてください。また関係する参考文献に目を通しておいてください。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | 利用する:『履修取り下げ届』を期日までにTACTのメッセージ機能あるいはメールにより連絡した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、連絡をしない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。 |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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