学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
教育学部
時間割コード
Registration Code
0220420
科目名 【日本語】
Course Title
教師発達論講義Ⅱ
科目名 【英語】
Course Title
Lecture on Teacher Development 2
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
草彅 佳奈子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KUSANAGI Kanako ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 金曜日 2時限
Fall Fri 2
対象学年
Year
3年
3
コース・専攻等
Subject
教育科学専攻
必修・選択
Required / Selected
選択必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
社会が急速に変化する中、教師の学びと発達の過程も変化している。コロナ禍の中、どのように子どもの学びを支えるかが大きな課題となったが、社会の変化に応じて教師には自らも学び変容し続けることが求められている。また、社会課題解決に取り組む、次世代の市民育成を担う役割が求められている。このような高度な専門性が必要とされる中、教師の多忙化、現職教員研究の形骸化、脱専門職化などの課題も指摘されている。教師の発達と力量形成においては、教師観、子ども観、学びを支える環境など、教師個人の資質能力の向上以外の要因も大きく影響を及ぼす。本授業では教師発達論をめぐる多様な課題を取り上げ、教育実践と教師研究文献を検討する。また、教師を取り巻く現状と教育改革の課題について国際的に位置づけ、実証的・実践的に探求することを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
As society changes rapidly, the process of learning and development of teachers is also changing. How to continue learning and ensure the quality of education has become a major issue in the COVID-19 pandemic. Teachers are expected to transforming themselves in order to cope with these changes in society. They are also expected to nurture the next generation of citizens who are equipped to build a sustainable society. This class will address a variety of issues surrounding teacher development and teacher research. It also aims to discuss educational reform in Japan and abroad.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
• 教師に必要とされる専門性について考察する。
• 授業を通じた力量形成の場としての授業研究を通じ、専門家コミュニティが果たす役割と実際の課題について考える。
• グローバル時代の教育と社会の連続性、教師の担う役割について批判的に考察する。
• 国際的に見た日本の教員の特徴と課題を理解する。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
- Discuss what constitute the professionalism of teachers.
- Consider the role of the professional community and their professional development.
- Critically examine the relationship between education and society in the global era and the role that teachers play.
- To understand the characteristics and challenges of Japanese teachers from an international perspective.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
第1回 オリエンテーション、授業の目的と進め方
第2回 教師の発達とは
第3回 日本の教師の特徴
第4回 国際的な教師改革の動向
第5回 教師の専門性・教師の力量形成とは
第6回 教師の同僚性と教師の社会化研究
第7回 授業研究と教師教育
第8回 教師教育の実践事例(1)
第9回 教師教育の実践事例(2)
第10回 教師発達論の研究手法(1)
第11回 教師発達論の研究手法(2)
第12回 国際的に見た日本の教師の専門性と授業研究
第13回 教師発達教育の国際比較研究
第14回 教育現場における研究の役割
第15回 教師発達論の課題と可能性、授業のまとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
① 授業で課すレポート(30%) 習得 、②授業中のペア学習・グループ学習の活動、探究学習報告、発表など(30%) 獲得 、③最終レポート(40%) 考察 で評価する。合計100点満点で60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
授業で適宜指示、配布を行う。
参考書
Reference Book
1. 的場正美・柴田好章(2018)『授業研究と授業の創造』溪水社
2. 佐藤学(2009)『教師花伝書』小学館
3. 佐藤学(2015)『専門家として教師を育てる―教師教育改革のグランドデザイン』岩波書店
4. 国立教育政策研究所(2019)『教員環境の国際比較 OECD国際教員指導環境調査(TALIS)2018調査報告書』ぎょうせい
5. 秋田喜代美・藤江康彦編著(2021)『これからの教師研究:20の事例にみる教師研究方法論』東京図書
6.  東京大学教育学部教育ガバナンス研究会(2019)『グローバル化時代の教育改革』 東京大学出版会
7. 今津孝次郎著(2017 )『新版 変動社会の教師教育』名古屋大学出版会
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
事前・事後課題に取り組むこと。グループワークを多く含むため積極的な取り組みが必要とされる。
注意事項
Notice for Students
他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否
Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance
3年生以上可
授業開講形態等
Lecture format, etc.
原則、対面での開催を予定する。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
行う場合は別途指示する。