学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
教育学部
時間割コード
Registration Code
0240020
科目名 【日本語】
Course Title
心理行動科学実験演習2(心理学研究法)
科目名 【英語】
Course Title
Seminar on Research Method 2 (Psychological Research Methods)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
EDUPS3403J
担当教員 【日本語】
Instructor
山形 伸二 ○ 伊藤 拓 江副 文美
担当教員 【英語】
Instructor
YAMAGATA Shinji ○ ITO Taku EZOE Ayami
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 火曜日 3時限
秋 火曜日 4時限
Fall Tue 3
Fall Tue 4
対象学年
Year
2年
2
コース・専攻等
Subject
4・5コース
必修・選択
Required / Selected
必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本演習では,教育発達科学を構成する諸科学のうち,質問紙調査の実施に必要な知識と研究法を学びます。小グループによる共同研究の形式により,各グループは教員や大学院生のTA (ティーチング・アシスタント) による指導を受けつつ,調査計画の立案,調査票の作成,プレゼンテーションを行います。調査計画を実施してデータ分析を行い,グループでレポートを作成します。また,授業での経験を踏まえ,独自の調査計画をまとめた個人レポートを作成します。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
In this seminar, students will acquire knowledge and research methods essential for conducting questionnaire surveys in the fields of education and human development. Working in small groups, each team will develop a survey plan and craft a questionnaire with the support of faculty members and graduate student Teaching Assistants (TAs). They will also deliver a presentation. The survey plan will be implemented, followed by data analysis, and culminating in the preparation of a group report. Furthermore, leveraging the insights gained from the course, students will compile individual reports that outline their distinctive survey plans.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・心理学的研究を実施する際の手順や心構えがわかるようになる。
・質問紙を用いた調査研究の基本的な手続きを理解し,実施することができる。
・データ解析の基礎について理解し,分析を実施できる。
・心理学的研究をプレゼンテーションすることができるようになる。
・表現力を向上させたレポートの作成ができるようになる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
・授業の内容や構成
授業は隔週で開講されます。毎回の授業は,基本的に前半が講義,後半がグループでの演習です。

1 ガイダンス
 ・[講義] 科学的研究のプロセス
 ・[演習] 役割分担,文献検索,リサーチクエスチョンの検討
 ・[課題] 先行研究の調査
2 調査実施のための知識 (1)
 ・[講義] 心理学研究法と測定
 ・[演習] 仮説と尺度の検討
 ・[課題] 仮説の決定
3 調査実施のための知識 (2)
 ・[講義] 母集団と標本,研究倫理と調査の実際
 ・[演習] 研究計画確定,調査票作成
 ・[課題] 調査票完成
4 統計解析の基礎
 ・[講義] Rによる統計解析の基礎
 ・[演習] プレゼン資料作成
 ・[課題] プレゼンテーション資料完成
5 統計解析の実際
 ・[講義] Rによる統計解析の実際
 ・[演習] グループプレゼンテーション
 ・[課題] 調査実施
6 データ分析と考察
 ・[演習] Rによるデータ分析
 ・[演習] 考察とグループレポートの作成
 ・[課題] グループレポートの完成
7 個人レポートの作成と総括
 ・[演習] 個人レポートの作成
 ・[講義] 総括
 ・[課題] 個人レポートの完成
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
原則として,(1) 「心理行動科学実験演習1(基礎実験法)」の単位を習得済みであり,(2) 並行して「心理統計学講義1」の講義を履修している,または単位を習得済みであることが望ましい。

上記を満たさない場合,事前に教員に相談すること。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
「グループの調査計画についてのプレゼンテーション」,「グループレポート」,「個人レポート」で評価します。これらの3要素については,授業中に示される科学的な学術論文(レポート,発表)の要件を満たしていることが必須です。
質問紙調査を設計・実施するためには,本研究科で行われている調査に参加し,そこからさまざまなことを学ぶことも重要です。したがって,以上の3要素に加え,「研究参加者登録システム(SONAシステム)」を通じて3種類の実験・調査に参加する(3クレジットを取得する)ことを単位取得の要件とします。
教科書・テキスト
Textbook
必要な資料は、授業中に配布します。
参考書
Reference Book
安藤清志・沼崎誠・村田光二(編著) (2017). 補訂新版 社会心理学研究入門 東京大学出版会 ISBN978-4-13-012112-5
南風原朝和・市川伸一・下山晴彦(編著) (2001). 心理学研究法入門 調査・実験から実践まで 東京大学出版会 ISBN978-4-13-012035-7
鎌原雅彦・大野木裕明・宮下一博・中沢潤(編著)(1998). 心理学マニュアル 質問紙法 北大路書房 ISBN978-4-7628-2109-7
村上宣寛 (2006). 心理尺度のつくり方 北大路書房 ISBN978-4-7628-2523-1
鈴木淳子 (2016). 質問紙デザインの技法 [第2版] ナカニシヤ出版 978-4-7795-1075-5
村田光二・山田一成・佐久間勲(編著) (2007). 社会心理学研究法 福村出版 ISBN978-4-571-20591-0
山田一成 (2010). 聞き方の技術:リサーチのための調査表作成ガイド 日本経済新聞出版社 ISBN978-4-532-31499-6
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
この授業では,グループ単位での研究計画の立案から調査の実施,分析までを,授業時間外に行います。授業時間よりもはるかに多くの時間をグループでの活動に充てることになるため,授業時間外の学習時間を確保するようにしてください。
注意事項
Notice for Students
他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否
Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance
不可
授業開講形態等
Lecture format, etc.
原則,対面にて行います。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
学生相互間の意見交換は,グループディスカッション(必要に応じてTeams等を併用)及びTACTの「メッセージ」機能を用います。