学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
教育学部
時間割コード
Registration Code
0250210
科目名 【日本語】
Course Title
社会行動学講義Ⅰ(社会・集団・家族心理学)
科目名 【英語】
Course Title
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
EDUPS3451J
担当教員 【日本語】
Instructor
五十嵐 祐 ○
担当教員 【英語】
Instructor
IGARASHI Tasuku ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 火曜日 2時限
Spring Tue 2
対象学年
Year
3年
3
コース・専攻等
Subject
コース専門科目(社会心理行動コース)
必修・選択
Required / Selected
選択必修Ⅱ


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
私たちは、社会集団におけるルールや人と人とのつながりをもとに、さまざまな社会的判断を下しています。私たちが行う社会的判断は、いったい「どのような」メカニズムにもとづいているのでしょうか。また、私たちは「なぜ」社会的判断を行ってしまうのでしょうか。この授業では、実証的な研究知見にもとづいて、社会心理学的なものの見方・考え方を学び、これらの疑問に答えるための「土台」を作り上げ、社会的動物としての人間の行動について理解を深め、社会心理学に関する研究を行う上で必要な考え方、高度な専門的知見、ならびにリサーチスキルを身につけることを目的とします。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course will provide an introduction to the field of social psychology.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
社会心理学的なものの見方・考え方を学び、社会的動物としての人間の行動について理解を深めることを目標とします。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
Students are expected to understand the basic theories and methods of social psychology.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
前半は、「個人は集団の中でどのようにふるまうのか」について考えていきます。特に、個人の行動が集団場面と個人場面でどのように異なるのかに焦点を当て、解説していきます。後半は、「個人はどのように自己や他者を認知しているのか」について考えていきます。特に、ものごとに対する思いこみが生起するメカニズムや、ものごとの原因を推測するメカニズムに焦点を当て、解説していきます。授業では、私たちの身の回りで起こる日常的な出来事を例に取り上げ、解説していきます。具体的には、以下の内容を扱う予定です。

1 イントロダクション 社会心理学の学問的位置づけ
2 社会的影響(1) 同調行動
3 社会的影響(2) 権威への服従
4 社会的影響(3) 社会的証明
5 集団間関係(1) 葛藤解決
6 集団間関係(2) 社会的ジレンマ
7 他者とのかかわり 援助行動
8 集団内関係 集団意思決定
9 文化(1) 信頼と安心
10 文化(2) 社会的知覚
11 公正感 社会的公正
12 認知的集団 社会的アイデンティティ
13 感情 シグナリングとコミットメント
14 社会的ネットワーク 小さな世界
15 まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない。

関連科目:社会行動学演習
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
各回の小レポート(40%)、期末試験(60%)。これらのうち60%以上を満たし、かつ授業時間外の研究参加や追加の課題提出などによって発行されるクレジットを必要数以上取得している場合に単位を認定する。クレジットの詳細については初回授業時に説明する。
教科書・テキスト
Textbook
使用しない。資料はTACTで配布する。ペーパーレスで実施するので、必ず各自のパソコンを持参すること。
参考書
Reference Book
亀田達也・村田光二 (2010). 複雑さに挑む社会心理学 改訂版 適応エージェントとしての人間 有斐閣アルマ
池上知子・遠藤由美 (2009). グラフィック社会心理学 第2版 サイエンス社
池田謙一・唐沢穣・工藤恵理子・村本 由紀子 (2019). 社会心理学 補訂版 有斐閣
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
社会科学の実験・調査に参加することで、実際の研究について学ぶ機会を設ける。
注意事項
Notice for Students
履修取り下げ制度を採用する。
他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否
Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance
学部:3年生以上可
大学院:可
授業開講形態等
Lecture format, etc.
原則として対面で開講する。ペーパーレスで実施するので、必ず各自のパソコンを持参すること。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
連絡・質問はTACTにて対応する。