時間割コード
Registration Code
0264400
科目名
Course Title
公民科教育法Ⅰ
担当教員
Instructor
山田 孝 ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春集中 その他 その他
Intensive(Spring) Other Other
対象学年
Year
3・4年、その他


授業の目的及びねらい
Goals of the Course
公民科の教員を志望する学生を対象とする。公民科教育法Ⅰでは、社会科・公民科教育の基礎的素養を身につけることを目標とする。その上で、公民科教員としてふさわしい資質を高めるために,社会科・公民科の成立過程を考察し,社会科・公民科の目指す目標についての理解を深める。社会科・公民科の基礎的知識を学ぶために,講義形式,個人作業,グループワーク等の様々な方法を試み,上記の知識と関連させながら各人が公民科の授業を構成できる能力(教材研究力・教材開発力を含む)を養うことを目指す。グループワーク等による発表の機会も設ける。
授業内容
Course Content / Plan
1.講義の概説解説 社会科・公民科の目標と生徒理解の基礎を学ぶ    (講義形式と討論)
2.戦前日本の中等地理・歴史・公民科教育から教科構造を学ぶ         (講義形式)
3.戦後日本の中等社会・歴史・公民科教育から指導方法の変遷を検討 (講義形式と個人作業)
4.新課程公民科のねらいと公民科学習指導案の基礎を理解する(振り返り作業・レポート作成)
5.公民科授業の情報機器の活用法と教材開発を実践的に分析する (講義形式とグループ作業)
6.公民科の学習評価のあり方について(評価と評定の違い)   (講義形式とグループ作業)
7.公民的資質の形成と今日的課題               (グループ作業と発表授業)
8.中間レポート作成 公民科教育の発展学習としての「探究活動」       (個人作業)
9.授業実践の研究(その1)新科目「公共」の学習指導案検討  (講義形式とグループ作業)
10.公民科授業における「資質・能力」について考察する     (講義形式とグループ作業)
11.授業実践の研究(その2)政治経済の学習指導案検討     (講義形式とグループ作業)
12.授業実践の研究(その3)倫理の学習指導案検討       (講義形式とグループ作業)
13.公民科の授業で「主体的・対話的で深い学び」を実現するために(グループ作業と発表授業)
14.公民科教育の今後についてSDGsと「シティズンシップ教育」  (講義形式とグループ作業)
15.授業の総括とまとめレポートの作成・指導
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
グループ作業・討論への参加の度合い・意欲・努力(30%),授業レポート・2回を予定(各10%),まとめレポートの作成(50%)
※遠隔授業に移行した場合は,成績評価の割合を変更することがある

WとFの判断基準:履修取り下げ制度は採用しない。6回以上欠席した場合,あるいは,定期試験を欠席した場合は「W」と扱うものとし,これ以外はA+,A,B,C,C-,F(2020年度以降入学者)あるいはS・A・B・C・F(2019年度以前入学者)のいずれかの評価とする。
教科書
Textbook
「高等学校学習指導要領」(平成30年3月告示 文部科学省)
「高等学校学習指導要領解説 公民編」(平成30年7月 文部科学省)
(学習指導要領については,購入することが望ましいが,文部科学省のホームページからPDFデータをダウンロードすることができる)                                 宇野重規他『詳述公共』(実教出版、2022年)
参考書等
Reference Book
授業中に適宜資料を配付する。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
全ての授業回について,対面で実施する。