学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法学部
時間割コード
Registration Code
0300270
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
労働法
科目名 【英語】
Course Title
Labor Law
担当教員 【日本語】
Instructor
金井 幸子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KANAI Sachiko ○
単位数
Credits
4
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 水曜日 3時限
春 水曜日 4時限
Spring Wed 3
Spring Wed 4
対象学年
Year
3年
3
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
労働基準法、労働契約法を中心とした個別的労働関係法と、労働組合法などの集団的労働関係法について基本的な知識を身につけること。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of this course is to help students acquire an understanding of the fundamental principles of Labour Law.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・働く上での知識や雇用問題に関する知識を習得すること。
・労働法を体系的に理解すること。
・自らに起こりうる労働問題を自らの力で解決したり、労働問題で困っている人を助けることができるようになること。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
第1回 「労働法とは何か」 なぜ労働法は必要なのか、労働法の特徴
第2回 「労働法の基本原則」
第3回 「労働関係の当事者①労働者」 労働者とはどのような者か。コンビニのオーナーは労働者?
第4回 「労働関係の当事者②使用者、労働組合」 労基法・労契法・労組法上の使用者とは
第5回 「労働条件決定システム」 賃金や労働時間などの労働条件はどのように決定されるのか
第6回 「就業規則」 使用者が一方的に作成するルールに労働者はなぜ拘束されるのか
第7回 「募集・採用」 使用者の採用の自由とその限界
第8回 「採用内定・試用」 採用内定が取り消された場合の法的救済
第9回 「賃金①」 賃金とはどのようなものか。ボーナス・退職金の支給
第10回 「賃金②」 賃金支払いのルール
第11回 「労働時間」 労働時間の概念・ルール、柔軟な働き方
第12回 「休憩・休日・時間外労働」 時間外・休日労働が許される場合とは?
第13回 「休暇・休業」 年次有給休暇はどうやって取得するか
第14回 「雇用平等」 男女雇用機会均等法、ハラスメント
第15回 「ここまでのまとめと中間テスト」中間テストとその解説
第16回 「健康・安全の保護と災害補償①」 どのようなケガや病気が業務災害と認められるか
第17回 「健康・安全の保護と災害補償②」 過労死・過労自殺、使用者の安全配慮義務
第18回 「配転・出向・転籍」 単身赴任を強いられる配転命令に労働者は従わなければならないか
第19回 「労働条件の不利益変更」 変更を同意しない労働者は変更後の労働条件に拘束されるか?
第20回 「企業秩序と懲戒」 懲戒の根拠、種類・要件とは
第21回 「労働契約の終了」 辞職、合意解約、定年制など解雇以外の労働契約終了事由
第22回 「解雇」 労働者の能力不足を理由とした解雇、会社都合による解雇の有効性
第23回 「非正規雇用①」 有期雇用の雇止め・無期転換制度
第24回 「非正規雇用②」 いわゆる「同一労働同一賃金」とは?
第25回 「労働組合とは」 集団的労働法の体系や憲法28条の意義
第26回 「団体交渉と労働協約」 労働協約の法的性質や規範的効力
第27回 「組合活動と争議行為」 ストライキなどの争議行為の正当性が認められる場合とは?
第28回 「不当労働行為」 制度の意義・目的・態様、救済方法
第29回 「ここまでのまとめ」
第30回 「期末テストとその解説」
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
特にありません
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
中間テスト(40%)、期末テスト(60%)で評価します。
60%以上を合格とします。
講義内容を十分に理解しているか、論理的・説得的な答案を作成することができるか、を評価基準とします。
教科書・テキスト
Textbook
和田肇・相澤美智子・緒方桂子・山川和義『労働法[第3版]』(日本評論社、2023年)
参考書
Reference Book
村中孝史ほか編『労働判例百選(第10版)』(2022年、有斐閣)
水町勇一郎『労働法(第9版)』(2022年、有斐閣)
中窪裕也・野田進『労働法の世界(第13版)』(2019年、有斐閣)
講義の中でも適宜参考文献等を紹介します。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
事前学習として、教科書の該当箇所を読んでくること。
事後学習として、授業の中で理解が不十分であった点についてレジュメや教科書等で確認・復習をすること。
注意事項
Notice for Students
講義内に「中間テスト」と「期末テスト」を実施します。これにより成績評価を行いますので、必ず受験してください。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
講義(対面)
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)