学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法学部
時間割コード
Registration Code
0300510
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
西洋法制史
科目名 【英語】
Course Title
Western Legal History
担当教員 【日本語】
Instructor
波多野 敏 ○
担当教員 【英語】
Instructor
HATANO Satoshi ○
単位数
Credits
4
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 水曜日 3時限
春 水曜日 4時限
Spring Wed 3
Spring Wed 4
対象学年
Year
2年
2
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
古代から現代にかけてのヨーロッパの法の歴史を概観し、ヨーロッパにおける法と法学の基本的な特徴を理解する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course aims to analyse of european legal history in comparative perspective.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
ヨーロッパ法の歴史的展開を理解することで、法学の基礎となっている方法や、近代法システムを支えている基本的な価値を理解し、説明できるようになることを目的とする。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
The main purpose of this course is to make the student acquire a general understanding of historical characteristi cs of european legal system.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
回 / テーマ / 講義内容 / 授業時間外の学修活動 / 関連ページ


はじめに
明治以降の日本法の基礎となったヨーロッパ法
ヨーロッパと伝統的な日本の法システムの違い
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること


古代ローマにおける裁判と法
古代ローマにおける政治体制の変化と裁判、法の変化
ユスティニアヌス法典の編纂
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること


中世初期ヨーロッパの法と裁判
ヨーロッパの成立
初期中世ヨーロッパにおける法と裁判
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること


大学と法律学の成立
12 世紀ルネサンスと大学の成立
ヨーロッパにおける法律学の誕生
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること


中世大学における法律学
中世法学の展開
法学部における教育とスコラ学の方法
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること


学識法の形成
ローマ法の継受と「法の学問化」
フランスにおける慣習法の成文化
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること


人文主義法学
宗教改革、ルネサンス、人文主義
人文主義法学
フランス法・ドイツ法
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること


アンシャン・レジームの法と国家
アンシャン・レジームの権力構造
社団の特権と法システム
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること


社会契約論
近世自然法論と社会契約
ホッブス・ロック・ルソー
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること

10
フランス革命における法の変容
フランス革命における国制の転換
社団の廃止と個人の権利の確立
フランス革命と憲法
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること

11
人権宣言
革命における国制の展開と人権宣言の意味
自由と法律
1789 年人権宣言の世界像
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること

12
フランス革命における市民権
「人」の権利・「市民」の権利
革命期における市民的権利の基礎
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること

13
近代法システムの形成とその特徴
革命と民法典編纂の意味
ナポレオンの法典編纂
近代法の特徴
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること

14
法の現代的変容
法の社会化・個別化
新しい法領域の形成
人権の変容
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること

15
まとめ
日本法とヨーロッパ法
法学の方法
近代法の基本的価値
配付資料にある文献などを読んで授業内容を整理すること
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
基本的に期末試験による。講義の進展にあわせて小テスト,レポートなどを課す場合もあるが,これによる評価は 20 パーセントを超えない。
西洋法制史の基本的な流れ、基本的な概念や用語を正確に理解していることを合格の基準とする。
教科書・テキスト
Textbook
講義に当たってはレジメ、資料などを配付する。その他、必要な文献については講義の進行に合わせて指示する。
参考書
Reference Book
村上淳一『<法>の歴史』(新装版) 2013 、東京大学出版会
ピーター・スタイン『ローマ法とヨーロッパ』 2003 、ミネルヴァ書房
波多野敏『生存権の困難』2016、勁草書房
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
配付資料、指定された文献などを読んで,授業内容を整理すること。
注意事項
Notice for Students
授業開講形態等
Lecture format, etc.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)