学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法学部
時間割コード
Registration Code
0302050
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
特殊講義(法曹養成演習IV実務)
科目名 【英語】
Course Title
担当教員 【日本語】
Instructor
吉永 公平 ○
担当教員 【英語】
Instructor
YOSHINAGA Kohei ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 水曜日 4時限
Fall Wed 4
対象学年
Year
3年
3
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
法曹になるための基礎体力と、法曹として活躍するためのスキル・マインドを身に付けることを目指します。
各科目で学ぶ「法解釈の基礎」を、より実践的な形で学びます。その際、「法律と事実は車の両輪」であることを意識します。法曹への道において避けては通れない「要件事実」や「事実認定」についても説明します。
より実務的な内容として、法曹の幅広い活動領域と実践例をご紹介します。法曹の活躍の可能性は年々広がっています。
現代社会が抱える法律問題につき、「法曹として何ができるか」をみなさんとリアルタイムで一緒に考えていきます。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Learn the basic skills and way of thinking to work as a lawyer.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
法解釈の基礎を「自ら自在に使いこなせる」レベルで身に付ける。
要件事実と事実認定の基礎を、今後の本格的な学習の準備段階として身に付ける。
法曹の幅広い活動領域と実践例を知り、法曹の社会的意義と可能性についての理解を深める。
「今を生きる」法曹、「これからの社会を担う」法曹について、自ら考える姿勢を身に付ける。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
第1回 ガイダンス
      法曹になるための学習のロードマップを概観します。みなさんの本講義への希望も伺います。
第2回 法曹の1週間
      担当教員の法曹としての1日をご紹介し、法律と法曹がいかに社会に関わっているかを学びます。
第3回 法解釈の基礎①
      法解釈の基礎的な理論を、主に民法と刑法の基礎知識を用いて学びます。
第4回 法解釈の基礎②
      法解釈の理論を更に発展させ、法律と事実の関係を学びます。
第5回 法曹への道と法学
      法曹になるために必ずや遭遇するであろう事例をもとに、法曹に必要とされる能力を確認します。
第6回 要件事実と事実認定
      より実務的な理論である要件事実と事実認定について学びます。
第7回 法曹の活動領域と実践例
      様々な法曹の幅広い活動領域をご紹介します。ゲストをお呼びするかもしれません。
第8回 民事事件の実践
      担当教員が担当した生の事件を素材に、民事事件の発生から解決までの流れを辿ります。
第9回 刑事事件の実践
      担当教員が担当した生の事件を素材に、刑事事件の発生から解決までの流れを辿ります。
第10回 行政事件の実践
      担当教員が担当した生の事件を素材に、行政事件の発生から解決までの流れを辿ります。
第11回 災害対策と法曹
      全方向型の法律問題である災害対策に関し、法的観点から考えてみます。
第12回 クロスオーバー○○法×○○法
      一つのケースに複数の法律が関わり得ること、そして、複数の法律の相違点を知る意義を学びます。
第13回 予防法務と戦略法務
      紛争が起きる前の予防法務と、「攻めの一手」である戦略法務について学びます。
第14回 行政法務と立法法務、そして政策法務
      司法のみならず行政・立法における法曹の役割を知り、「政策法務」の発想も身に付けます。
第15回 まとめ
      これまでの授業を振り返り、みなさんが学んだことと心境の変化をディスカッションします。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
特になし。
ただし、基本6法+行政法を履修していることが望ましいです。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
平常点40%
レポート60%
100点満点で60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
特になし。
資料を配布します。
参考書
Reference Book
山下純司ほか『法解釈入門〔第2版〕』有斐閣(2020年)…ベーシックな法解釈の解説書です。
北周士『弁護士「好きな仕事×経営」のすすめ―分野を絞っても経営を成り立たせる手法』第一法規(2018年)…法曹のうち弁護士に関するものですが、幅広い活躍を垣間見ることができます。
その他の参考書は講義でご紹介します。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
各回の講義において、次回までの授業時間外学習の内容及び目安時間を説明します。
注意事項
Notice for Students
「教わる」部分もありますが、「主体的に考える」部分が多い授業です。みなさんの主体的な学習を期待しています。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)