学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
法学部
時間割コード
Registration Code
0304043
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
演習ⅢB
科目名 【英語】
Course Title
Seminar IIIB
担当教員 【日本語】
Instructor
田村 哲樹 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TAMURA Tetsuki ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 火曜日 5時限
Fall Tue 5
対象学年
Year
4年
4
授業形態
Course style
演習
Seminar


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
 このゼミは政治学のゼミです。このゼミでは特に、政治と民主主義について、文献講読とディスカッションを通じてそのイメージを考え直すことを目指します。また、ジェンダーに関する文献も、適宜取り上げて読み、議論します。
  「政治」や「民主主義」と聞くと、政治家や選挙を思い浮かべるかもしれません。しかし、私たちが日常生活を送る、大学、サークル、地域、さらには友人関係や家族の中にも、政治や民主主義はありえます。だから、政治や民主主義を考え直すことは、私たちの日常生活そのものを考え直すことにもつながります。最終的には、ゼミでの勉強を通じて参加者各自にとっての「問題」を見出し、それを学問的に論じる視点を身につけることを目指します。
 原則として、秋学期の「演習ⅠB」と併せて、通年での履修となります。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This seminar-style course is for offering opportunities to rethink politics and democracy through reading assigned books and discussing together. What is important is to understand that the sites of politics and democracy include not only parliaments and elections (and politicians as their actors) but also schools, clubs and associations, communities, and even friendships and families. Rethinking politics and democracy will also lead to rethink our own everyday lives. Participants are expected  to find any issue to be considered for each and to get any perspective to examine it academically.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
・政治と民主主義に関する文献の講読を通じて、政治学の専門的基礎知識を習得すること。
・ディスカッションを通じて、ものごとを総合的に判断する能力および的確に意思決定する能力を身につけること。
・学術的な文章や報告レジュメの執筆・作成能力を身につけること。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
このゼミは、基本的に以下の内容によって構成されます。

1.政治と民主主義とは何か?
 政治学における政治と民主主義の基本的な内容について学修する。

2.政治と民主主義はどこにあるのか?
 政治と民主主義が行われる場について、社会との関わりを含めて学修する。

3.政治と民主主義をめぐる今日的問題は何か?
 政治と民主主義をめぐる新たな問題状況について学修する。

4.政治と民主主義についての問題発見
政治と民主主義について、参加者なりの問題を見つけ考察する方法について学修する。

 大まかなスケジュールは、次の通りです。春学期(演習A)は、新書などの入門的な文献を用いて、政治と民主主義を考える視点を身につけます。秋学期(演習B)は、より専門的な文献を講読しますその後、3・4年生は、各自のテーマで個人研究報告を行います。4年生にはゼミ論文を執筆してもらいます(卒論でなくても構いません)。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
ゼミ中の議論に積極的に参加することを求めます。なお、議論においては、多様な立場を考慮に入れることが求められます。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
報告の作成、討論への参加、その他のゼミ活動への参加状況などを総合的に評価します。
教科書・テキスト
Textbook
講読するテキストは、初回のゼミまでに決めて、参加者に通知します。
参考書
Reference Book
ゼミ中に、適宜紹介します。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
講読対象となっている文献を事前に読み、ゼミでの議論に備えることが求められます。
注意事項
Notice for Students
 このゼミは、次のような人に向いています。
①政治学に関心がある人
②政治や民主主義を、理論的・思想的に広く考えてみたい人
③社会を少し広い視野で見つめ直してみたい人
④学問的に議論する力を身につけたい人
⑤文献をきちんと読む機会を持ちたい人
⑥ジェンダーに関心がある人

 少し詳しく説明します。このゼミでは、政治と民主主義を選挙に限定せず、広く社会全体の中に存在しうるものとして考えます。ですから、狭い意味での「政治」にあまり関心がなくても、「社会」に関心があれば、このゼミで勉強し考えを深めることができます。 また、ゼミとは、「先生に教えてもらう」場ではなく、参加者の学生のみなさんが、他の参加者と議論を交わし、そのことを通じてお互いの考えを見直し、深め合う場でもあります。したがって、このゼミでは、「発言すること」「議論すること」を最も重視します。どのような発言も、それによって議論が始まり、何かを考えるきっかけを与えるという意味で大切です。もちろん、いきなりどんどん発言できる人はいません。ゼミを通じて試行錯誤しつつ、「学問的な議論のやり方」を学んでほしいと思います。そのために、小グループ討論の時間を設けるなどして、発言の敷居を下げる工夫も行います。
 なお、新型コロナウィルスの感染状況により、遠隔での実施もあり得ます。TACT等を通じた連絡にご注意ください。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
履修登録後に授業形態等に変更がある場合には、TACTの授業サイトで案内します。
The list of hybrid classes employing both face-to-face and remote teaching methods will be posted in the "News" on the Graduate School of Law homepage.
URL:https://www.law.nagoya-u.ac.jp
*If there are any changes in the teaching methods after the period of course registration, it will be announced on TACT.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)