授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | この授業は,公共経済学の一大分野である租税競争について理論的な研究展開を解説する。租税競争とは,税や補助金,インフラ整備,規制緩和などの政策手段を用いて,企業や投資,人材などを誘致する競争のことである。授業を通して,公共経済学の発展的な内容への理解を深めるとともに, 公共経済学分野の課題に関して高度な議論を展開できる能力を身に着けることを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course deals with a theory of tax competition. It also enhances the development of students’ skill in explaining the advanced issues in the field of Public Economics. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 公共経済学の主要課題について理解し, 公共経済学分野の課題に関して高度な議論を展開することができる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 1. 租税競争の重要性とその展開
2. 租税競争の基本モデル
3. 非同質地域間の租税競争モデル
4. 複数の税が利用可能なモデル(1)
5. 複数の税が利用可能なモデル(2)
6. 租税競争以外の非効率要因を含むモデル(1)
7. 租税競争以外の非効率要因を含むモデル(2)
8. 政府間財政移転と租税協調(1)
9. 政府間財政移転と租税協調(2)
10. 先行研究の報告(1)
11. 先行研究の報告(2)
12. 先行研究の報告(3)
13. 先行研究の報告(4)
14. 先行研究の報告(5)
15. 授業のまとめ |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | ミクロ経済学Ⅰ・Ⅱを履修済みであることが望ましい(未履修でも受講可能)。基本的な数学の知識(線形代数・解析学)を必要とする。英語論文を読解可能な英語力があることが望ましい。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 成績評価方法:報告(50%)及びレポート(50%)で評価する。なお, それぞれについて「C−」評定以上を合格要件とする。
成績評価基準:公共経済学の発展的な概念を用いて主要課題についてわかりやすく説明できることを合格の基準とする。
履修取下制度:採用しない。レポートの未提出をもって履修取り下げとする。 |
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教科書・参考書 Textbook/Reference Book | | 参考となるテキストは以下の通りである。必要な論文は授業中に紹介する。
松本睦『租税競争の経済学:資本税競争と公共要素の理論』有斐閣
Dietmar Wellisch, Theory of Public Finance in a Federal State, Cambridge University Press |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 毎回の授業前に指定された学術論文を読んでおくこと。 |
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注意事項 Notice for Students | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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質問への対応方法 Office hour | | |
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