学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
経済学部
時間割コード
Registration Code
0402250
科目区分
Course Category
専門科目
科目名 【日本語】
Course Title
西洋経済史特論
科目名 【英語】
Course Title
Advanced Course of European Economic History
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
福澤 直樹 ○
担当教員 【英語】
Instructor
FUKUZAWA Naoki ○
担当教員所属【日本語】
instructor's belongs
大学院経済学研究科
担当教員所属【英語】
instructor's belongs
Graduate School of Economics
単位数
Credits
2
配当年次
dividend Yearly
3年
3
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 木曜日 3時限
Fall Thu 3
対象学年(非表示)
Year
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
現代経済は全般的に見て,ヨーロッパや北米で典型的に展開されてきたタイプの市場指向の経済秩序によって強く規定されている。 このコースで学生は,西洋におけるそのような経済秩序の歴史的出現の基盤,背景,および論理を(またその際には,世界の他の地域への影響を考慮しつつ)彼ら自身の動機と関心に基づき学習し,世界的展開を見せる現代の自由主義市場経済社会の本質についての理解を深め,自主的に探究する能力を育成する。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The modern economy is determined by the market-oriented economic order which has been typically developed in Europe and North America. In this course students learn the bases, backgrounds and logics for historical emergence of such an economic order in the West (also in considering its influence to the rest of the world) and the essence of the modern economic society on their own motive and interest, whereby the voluntary exploration ability will be fostered.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
学生は19世紀的自由主義市場経済のあり方と20世紀のそれをそれぞれ対照的に理解できるようになり,併せて19世紀的市場経済の機能上の問題や20世紀的な調整された自由主義の意味を理解できるようになる。世界経済の一体化の諸相から,今日の世界経済的諸問題の根底にある基礎的な認識を得られるようになる。20世紀後半の大衆消費社会の生成と経済成長の論理についての展望を得られるようになる。近年の社会経済的構造変動に論理的にアプローチする一定の手法を会得できるようになる。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1. 近現代経済史の位置づけと意義
2. 19世紀の主要国の工業化
3. 周辺工業国の(社会経済的)展開
4. 近代的金融システムの生成/国家の役割
5. 世界経済の一体化と周辺従属地域
6. 19世紀末大不況と世界経済の構造変動
7. 20世紀への転換期における世界経済
8. 国際経済諸関係の崩壊―第一次世界大戦とその後
9. 大恐慌の勃発(1929年)とその帰結(1930年代世界大不況)
10. 自由主義市場経済へのまなざし―自由主義・ニューディール・ファシズム・社会主義
11. 第二次世界大戦後世界経済の再建と高度経済成長/東西対立
12. 南北問題の諸相とその分岐(南南問題)
13. 高度経済成長の終焉と新たな世界経済の構成
14. 冷戦大戦の解体と新たな世界経済秩序
15. まとめと評価

上記の時間中最低一回は,テキスト当該部分の内容の要約と含意の説明を含んだプレゼンテーションを行うものとする。

基本的に講義参加者のプレゼンテーションを基調として議論を行うが,担当者がいない回については,担当教員がレクチャーを行う。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
高校の世界史レベルの予備知識は必要となる。足りない場合は各自で補うこと。また,学部レベルの経済史の講義を既習していることが望ましい。
 This course will be held in Japanese.
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
期末試験を実施し,プレゼンテーションの内容も評価の対象とする。また講義出席他,総合的な学習状況も加味する。なお,履修取り下げ制度は採用しない。プレゼンテーションを行わない,または期末試験を欠席した場合,成績は「W」となる。評価のウエイトは,期末試験60%,プレゼンテーション30%,総合的学習状況10%とする。期末試験に関しては,上記の到達目標について一定程度論述できることが,(あくまで期末試験パート限定の)合格点の基準となる。
教科書・参考書
Textbook/Reference Book
ロンド・キャメロン/ラリー・ニール(速水融 監訳)『概説 世界経済史Ⅱ 工業化の展開から現代まで』東洋経済新報社,2013年 を教科書とする。またNUCTを用いた教材の配布も適宜行う。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
毎回,次回に向けての予習箇所を指示するので,その部分を必ず読んでくること。それを前提として授業を進めます。プレゼンテーション担当者は,当該課題について教科書以外の文献なども参照しつつ,十分な準備をしてくること。
受講後は,その日の内容について,ノート等で自分なりに整理しておいてください。
注意事項
Notice for Students
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面授業科目(原則として対面のみ)
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
質問への対応方法
Office hour
授業終了後,またはオフィスアワーにて。
メールでの質問も受け付け適宜回答しますが,内容によっては次の授業時間中に回答することもあります。