授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 経済学、経営学の基礎理論を踏まえて、実際に国際政治、国際経済、グローバルビジネスの現場においては、どのように現実をとらえ、行動しているのか、また不確実性、不透明性が高まる国際情勢の中で、将来に向けた政策や戦略をどのように構築すべきかに関して、現実の事例を基に、可能な限り参加者との双方向での議論を通じて理解を深めていく。アカデミズムと実社会のインタフェースとなる講義とすることにより、学生の皆さんが近い将来経済社会で活躍する際の視座を提供する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | Based on the basic theories of economics and business administration, we will discuss how situations are perceived and decisions are made in international politics, the international economy, and global business. Also, how policies and strategies for the future should be developed in an international environment of increasing uncertainty. Using examples in the real world, we will deepen our learning and understanding through interactive discussions with participants as much as possible. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 過去から現在までの延長線上にリニアな将来像を考えるだけでなく,ノンリニアな破壊的,断絶的な変化に対応した戦略的思考を身につけることができる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 1. 未来を展望する視座
2. Geo-Challenges(地球的課題):現状と課題
3. グローバル経営 が直面する課題
4. 分断と混迷を深める米国の政治・外交
5. 転換期をむかえた中国経済・貿易と企業戦略
6. 統合の再構築を迫られる欧州
7. グローバル・サウスの超大国インド
8. グローバル企業の組織・人材マネジメント
9. 異文化経営とダイバーシティ
10. DX & AIによる経済社会の革新
11. グローバル・イノベーション・ダイナミズム
12. デジタル金融
13. 経済安全保障とセキュリティ・クリアランス
14. 今後のグローバル経営:地球市民としての企業
講師
・1-3、14;元(株)日立総合計画研究所社長・所長 白井均
・4:前共同通信ニューヨーク支局長(オンライン) 渡辺陽介
・5:名古屋外国語大学教授 真家陽一
・6:元日立総合計画研究所主管研究員 城野敬子
・7: 拓殖大学国際学部准教授 椎野幸平
・8: 異文化経営学会会長 馬越恵美子
・9:元(株)日立製作所鉄道ビジネスユニットChief Human Resource Officer 山田哲也
・10 : 一般社団法人 日本サイバーセキュリティ・イノベーション委員会代表理事 梶浦敏範
・11:大阪公立大学国際基幹教育機構特任教授 広瀬正
・12:元日本銀行金融市場局長 青木周平
・13:慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授 手塚悟
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 時事的な内容に基づくトピックスを扱うため、特定の理論や方法を前提としない。よって履修条件は設定しないが、2年次に開講される専門基礎科目レベルの経済・経営リテラシーを修得していることが望ましい。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 2回のレポートによる。それぞれ講義内容を理解した上で、自身の見解が述べられていることが単位認定の条件となる。見解を述べるポイントは、講義の内容に即して少なくとも一点あれば良い。ただし単なる感想ではなく、論理的に叙述することが求められる。履修取り下げ制度を採用しない。 |
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教科書・参考書 Textbook/Reference Book | | 参考書:
●白井均「『地球市民』」としての企業経営」、論創社、2020年
●Christopher A. Bartlett & Sumantra Ghoshal(1989), Transnational Solutions, Harvard Business School Press(吉原英樹監訳:『地球市場時代の企業経営』 トランスナショナル・マネジメントの構築,日本経済新聞社、1990年)
●Michael E. Porter(1980), Competitive Strategy: techniques for analyzing industries and competitors, Free Press(土岐坤・中辻萬治・服部照夫訳:『競争の戦略』ダイヤモンド社、1985年)
●Clayton M. Christensen (1997), The Innovator's Dilemma: When New Technologies Cause Great Firms to Fail, Harvard Business Review Press (玉田 俊平太監修、伊豆原弓 訳:『イノベーションのジレンマ 技術革新が巨大企業を滅ぼす時』、翔泳社、2001年)
●Ian Bremmer(2018), US VS. THEM :The Failure of Globalism(奥村順 訳「対立の世紀」日本経済新聞出版社、2018年)
●船橋洋一「21世紀 地政学入門」文芸春秋、2016年
●宇沢弘文「社会的共通資本」岩波書店、2000年
●須田敏子「戦略人事論」日本経済新聞出版、2010年
教科書は使用しない。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | レポートを書くために講師が紹介する参考書の中から関連するものを読むこと。また日本経済新聞などの経済メディアに目を通しておくこと。 |
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注意事項 Notice for Students | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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質問への対応方法 Office hour | | |
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