授業の目的及びねらい Goals of the Course | | 学習指導要領に示された教科「商業」の目標や内容を理解し,具体的な授業場面を想定した授業設計を行う方法を身に付ける。教科「商業」に関する各分野の指導に必要な基本的な知識・技術の習得とともに,教師として望ましい態度や心構え等の養成を図る。授業は理論的に傾斜することなく,受講生の主体的,実践的,体験的な取組みを重視し,学習指導案の作成,模擬授業の実施,評価等,教科「商業」における情報通信技術の効果的な活用方法を含めた基本的な指導技術の向上,資質養成を目指す。 |
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授業内容 Course Content / Plan | | 前半では,商業教育全般についての理論と実践を学習する。商業教育の変遷と商業倫理,学習指導要領の変遷,教科「商業」の目標と組織,各科目の指導内容とその扱い,教育課程の編成,学習指導法,学習指導案の作成を中心とした授業とする。 後半では,教科「商業」の基礎的・基本的科目である「簿記」・「ビジネス基礎」・「情報処理」の模擬授業の実践を中心とした授業である。模擬授業の実践においては,思考力,判断力,表現力を高める指導上の工夫・留意点,情報通信技術の効果的な活用を取り入れた指導上の工夫・留意点等に気づかせながら,授業実践力の向上を図る。まとめとして,商業科教師への期待,商業科教育の課題と展望についての授業で総括する。全体の授業を通して,受講生が主体的,実践的,体験的に授業に取り組めるよう,発表,質疑応答,意見交換等を積極的に取り入れていく。 第1回:江戸期における商人養成と商業道徳 第2回:明治期における商業教育と商業道徳 第3回:戦後の学習指導要領における教科「商業科目」の改訂の変遷 第4回:教科「商業」の目標と教科の組織 第5回:教科「商業」の学習指導法の原理と学習指導案の作成方法の原理 第6回:科目「基礎的科目」の学習指導案作成の実際と指導上の留意点 第7回:科目「会計分野」の学習指導案作成の実際と指導上の留意点 第8回:科目「ビジネス情報分野」の学習指導案作成の実際と指導上の留意点 第9回:教科「商業」の指導形態と指導方法 第10回:教科「商業」における情報通信機器の効果的な活用を図った授業実践 第11回:科目「簿記」の模擬授業の実践と評価(その1) 第12回:科目「簿記」の模擬授業の実践と評価(その2) 第13回:科目「ビジネス基礎」の模擬授業の実践と評価 第14回:科目「情報処理」の模擬授業の実践と評価 第15回:魅力ある商業教育の構築を目指して―商業科教師の使命と期待― |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | レポート試験(50%),課題レポート(20%),模擬授業の発表内容(30%)
WとFの判断基準:授業時数の3分の1を超える欠席の場合及びレポート試験が未提出の場合はWと扱い,これ以外はA+・A・B・C・C-・F(2020年度以降入学者)あるいはS・A・B・C・F(2019年度以前入学者)のいずれかの評価とする。 |
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教科書 Textbook | | 文部科学省著『高等学校学習指導要領(平成30年告示)解説 商業編』(実数出版)平成31年3月発行 ISBN 978-4-407-34863-7 教材としては,随時,プリントを配付する。 |
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参考書等 Reference Book | | 日本商業教育学会編著『商業科教育論』(実数出版)令和元年10月発行 日本商業教育学会編著『教職必修 最新商業科教育法 新訂版』(字数出版)平成23年4月発行 |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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