授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 地球惑星科学は太陽系の起源・進化および地球・惑星の内部と表層の諸現象を研究対象としており、その対象領域は極めて広いため、広範な知識に基づく理解や考察が求められる。初年次教育として地球惑星科学分野の基礎を学ぶために、本講義では地球惑星科学の概観を学びつつ、最新の研究成果や課題の学習を通して地球の特徴や歴史に関する 新たな見方を理解・考察することを目的とする。また、地球環境問題や自然災害などに対して、広い視野から考察し 、論述できるようになるとともに、深い考察力を涵養することを目指す。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The target area of Earth and Planetary Sciences is extremely wide. The course aims to understand and consider new perspectives on features and history of the Earth. Also, students will be able to consider and discuss global environmental issues and natural disasters from a broad perspective. It fits a student who starts basics of the Earth and Planetary Sciences in a first-year education. In addition, this course is given in Japanese. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN)) | | この授業では、受講者が授業終了時に,以下の知識・能力を身につけていることを目標とする。
1. 地球惑星科学が広範な研究対象であることを理解し、説明できる。
2. 地球惑星科学の最近の研究動向について、説明できる。
3. 複数の異なる視点から過去・現在・未来の地球の姿・特徴について、説明できる。
4. 異なる種類の観測・解析・調査結果を知識・経験に基づいて論理的に考察できる。 |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | The goal of this class is to have the following knowledge and abilities at the end of the class:
1. Understand and explain that Earth and Planetary sciences are a broad research field.
2. Explain recent research trends in Earth and Planetary sciences.
3. Explain the characteristics of the Earth in the past, present, and future from several different perspectives.
4. Logically think about the results of different observations, analyses, and investigations based on knowledge and experience. |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 地球惑星科学の最新の研究成果に基づき、地球を太陽系の中の惑星の一つとして捉えながら、他の惑星との比較を通じて、地球の特徴を学ぶ。また、地球上で起こってきた生物進化や環境変動の歴史について、最新の研究成果に基づいて学習する。さらに自然災害や環境問題などを含めた現在の地球の姿や、過去の地球の歴史などを知るための方法についても学習する。
1. 宇宙からの飛び道具:地震・火山の姿に迫る (伊藤)
2. 地震・火山の多様性:地震発生と火山噴火の予測への道 (伊藤)
3. 宇宙と惑星の進化 (渡邊)
4. 惑星探査による太陽系進化の探求 (渡邊)
5. 隕石の物質科学 (日高)
6. 太陽系の年齢・地球の年齢:放射年代測定 (日高)
7. 同位体を用いて探る過去・現在の地球環境 (南)
8. 地球内部物質の調べ方 (纐纈)
9. 氷河変動から見た地球温暖化 (藤田)
10. 氷期から現在まで気候はどのように変動してきたか? (植村)
11. 行動データと数理モデルから探る動物の行動、生態、進化 (後藤)
12. 気候変動問題、どうすればよい? (高野)
13. 2億5千万年前に起きた史上最大の大量絶滅事件と生態系進化 (高橋)
14. 骨格の形態情報から探る動物の生態・進化 (藤原) |
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履修条件 Course Prerequisites | | 本講義は1年次の学生を対象としているため、履修条件は要さない。
また、この講義は日本語で行います。 |
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関連する科目 Related Courses | | 本講義は1年次の学生を対象としているため、関連する科目は特にない。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 各講義の小課題(50%)と課題レポート(50%)で評価する。出席は各講義中に課される小課題(質問・感想)の提出により確認され、小課題の回答により正しく理解していることを合格の基準とする。 課題レポートは2回実施し、授業で取り上げた研究成果や課題などについての知識・経験に基づいて論理的に考察し論述できることを合格の基準とする。 |
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不可(F)と欠席(W)の基準 Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades | | 3回の欠席により欠席(W)とする。成績評価により、合格の基準に達していない場合には、不可(F)とする。 |
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参考書 Reference Book | | 各回の担当教員が必要に応じてテキストや参考書を紹介します。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 事前のテキスト・参考書として個別に指定するものはありませんが、適宜担当教員が作成するスライド、プリントなどを授業で資料として配布します。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 各講義で出てきた専門用語等については、体系的に理解できるように整理しておくこと。また、新たに得られた知見に関しては、積極的に調査・考察を行うことで論理的思考を涵養しておくこと。 |
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注意事項 Notice for Students | | 本講義は、複数の担当教員によるリレー講義であり、地球惑星科学関連の最先端の研究を知りたい人に最適な講義です。諸事情により授業の実施形態が変わる可能性があるため、常にNUCTの最新情報に注意を払うこと。 |
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他学科聴講の可否 Propriety of Other department student's attendance | | |
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他学科聴講の条件 Conditions for Other department student's attendance | | |
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レベル Level | | |
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キーワード Keyword | | 地球・惑星・太陽系・物質科学・同位体・生態学・温暖化・森林・生物進化・地震・火山 |
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履修の際のアドバイス Advice | | 地球科学に興味がある人が受講すると良いと思います。 |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | 可能であれば、対面授業を行いますが、諸事情により、オンライン授業(遠隔授業)になる可能性があります。 |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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