学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0660410
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
地球生物学実験
科目名 【英語】
Course Title
Geobiology Experiments
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
林 誠司 ○ 高橋 聡 後藤 佑介 依田 憲 庄子 晶子
担当教員 【英語】
Instructor
HAYASHI Seiji ○ TAKAHASHI Satoshi GOTO Yusuke YODA Ken SHOJI Akiko
単位数
Credits
1
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 3時限
春 月曜日 4時限
Spring Mon 3
Spring Mon 4
授業形態
Course style
実験
Laboratory
学科・専攻
Department / Program
地球惑星科学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本授業では,生態学,古生物学,生態学 の実習を通して,フィールドワークや室内実験におけるデータのまとめ方や解析法を学ぶとともに,地球と生命の相互作用にかかわる研究活動を行うための基礎的能力を養うことを目的としている。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
In this course, students learn how to compile and analyze data in fieldwork and laboratory experiments through practical training in ecology and paleontology, aiming to develop basic skills for research activities related to the interaction between the earth and life.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
この授業では,終了時に学生が以下の能力を身につけていることを目標とする。

・露頭,化石産状の記載,化石試料の適切なサンプリングなど,古生物学的研究のための野外調査ができる。
・化石の処理方法や種同定・カウント作業の手順を習得し,岩相や産出種の構成から古環境の推定ができる。
・日本列島の付加体地質の地史について理解する。
・ジュラ紀付加体に記録されている,古生代ー中生代(特に三畳紀とジュラ紀)の地球環境史について見解を深める。
・野生動物の形態と行動の観察や計測についての基礎を身につける。
・生態学的データを解析する技術の概要を理解し,自分自身でも解析できるスキルを身につける。
・進化や適応についての理解を深め,議論できるようになる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
Students are expected to acquire the following knowledge and abilities at the end of the course.

-To master basic field techniques for paleontological studies, the description of outcrops and the mode of fossil occurrence, appropriate sampling of fossil materials, and so on.
-To gain skills for fossil cleaning/extraction, species identification, counting procedure, and estimation of the paleoenvironment from the lithology and species composition.
-To know the geologic history of accretionary complexes of the Japanese Islands.
-Increase the knowledge on the Earth environmental history (especially in the Triassic and Jurassic) which is recorded in the deep-sea strata of the Inuyama Area.
-To acquire fundamental skills in observing and measuring the morphology and behavior of wild animals.
-To understand the basic techniques for analyzing ecological data and develop the ability to conduct such analyses independently.
-To deepen understanding of evolution and adaptation, and become proficient in discussing these topics.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1.渥美半島の海成層(更新世)を対象とした古環境学的解析 [Paleoenvironmental analysis for marine Pleistocene strata in the Atsumi peninsula]

(野外実習)渥美層群の典型的な露頭において,岩相や堆積構造,化石の産状などを観察・記載し,大型化石を採集する。
(室内作業)野外実習で採集した試料を用いて,クリーニング作業を行なう。これらの作業を通して,基本的な古生物学的・分類学的手法を学ぶとともに,産出化石の種構成の層位的変化と岩相変化を総合的に考察し,古環境の推定を行なう。

2.木曽川流域にみられる三畳紀―ジュラ紀の深海地層 [Triassic and Jurassic deep-sea sedimentary rocks in the Kiso-Gawa River Area (Inuyama)]

(野外実習)木曽川桃太郎神社公園において,地層の観察と試料採取を行う。
(室内作業)採取試料の観察(コノドント,放散虫,フランボイダル黄鉄鉱)を行う。

3.動物の行動観察と記載, 発表 [Measuring animal behavior]
(野外実習)東山動植物園で動物の行動を観察および記録する。観察調査の計画,行動を測定するための準備,記録方法について考え,実践する。
(室内作業)得られたデータを解析し,纏めて発表する。

4.動物の形態と解析 [Animal morphology and statistical analyses]
(室内実験)数十個体のカブトムシの角と体の大きさをノギスを用いて計測し,一般化線形モデルによる統計解析を行うことによって,形態と行動戦略の進化との関係を明らかにする。

注:各パートの順番を入れ替える場合がある。
履修条件
Course Prerequisites
履修要件は要さない。
関連する科目
Related Courses
地質学実験,地球生物学,生物圏進化学I, 生態学I, 生態学II
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
・受講態度(60%)とレポート(40%)の配点で,総点60%以上を合格とする。
・受講態度については,与えられた課題に真摯に取り組むことを合格の基準とする。
・レポートについては,授業中に得た知識や概念を用いて,論述できることを合格の基準とする。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
取り下げ届を提出していない学生についても,出席状況等を総合的に判断して「欠席」とする場合もある。
参考書
Reference Book
授業中に随時紹介する。
教科書・テキスト
Textbook
資料を配付する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
各実験に関する文献を適宜紹介するので,積極的に理解を深めること。
注意事項
Notice for Students
露頭の状況により,野外実習の内容とそれに関連する室内作業の内容を変更する場合があります。
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
可(条件有)
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
中学教員免許取得を希望する2021年度以前入学の物理学科の学生のみ。
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面授業
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
TACT等で適宜指示する。