学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
理学部
時間割コード
Registration Code
0663330
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
大気水圏フィールドセミナーⅡ
科目名 【英語】
Course Title
Field Seminar on Atmospheric and Hydrospheric Sciences II
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
中川 書子 ○ 角皆 潤
担当教員 【英語】
Instructor
NAKAGAWA Fumiko ○ TSUNOGAI Urumu
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
通年集中(春秋) その他 その他
Full-year course Intensive(Sp-Fa) Other Other
授業形態
Course style
演習
Seminar
学科・専攻
Department / Program
地球惑星科学科
必修・選択
Compulsory / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
海洋は地球表面の7割を占めるにも関わらず、未解明の課題が数多く残された、地球最後のフロンティア領域となっている。これは、海洋観測の実現が非常に困難で、かつ観測手段が限られていることが、原因となっている。
本フィールドセミナーでは、海洋観測船への乗船実習を通じて初等的な海洋観測を実現し、海洋環境や海洋観測法の現状を、実体験を通じて理解する。具体的には、三重大学生物資源学部の練習船「勢水丸」に乗船して、伊勢湾・三河湾を中心とした海域で、自らの手で観測やサンプリングを行い、分析やデータ解析を行う。
さらに実習報告会における議論を通じて、得られたデータに関する解析能力を身につける。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Although the ocean covers more than 70 percent of the surface of our planet, there remain a number of unresolved issues. The ocean is, as it were, the earth's last frontier. This is due to the difficulty in conducting oceanographic observations and the lack of oceanographic observation methods and analytical techniques. In this field seminar, students can experience basic ocean observation through practical training on board the vessel and learn about the current state of the coastal and marine environment and methods for ocean observation. The students will board the training/research vessel Seisui-maru, Faculty of Bioresources, Mie University, and perform observations and sampling of seawater on their own for measurement and data analysis. The main observation areas for the training are Ise Bay and Mikawa Bay. After the training, a session for presenting the research results will be held. Students will improve their ability to analyze the obtained data through the discussions with others.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN))
1)現業観測のプロトコルに則した海洋(湖沼)観測・分析が行えるようになる。

2)観測を通じて伊勢湾の海洋環境の実態を把握できる。

3)練習船内での集団生活および陸上での集団作業を通して、協調性を養える。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
1)You will be able to observe and analyze the ocean or lakes according to the real-ocean observation protocol.

2)You can learn about the current status of the ocean environment of the Ise Bay.

3)You can develop cooperation through group work on board and on land.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
1)9月初旬に集中形式で、日・祝日を除く全5日程度(うち乗船観測は3日間)の実習を行う。
2)実習項目は、海洋化学(CTD観測、栄養塩、溶存酸素、クロロフィルなど)観測が中心で、履修者は班分けをして船上の作業を分担する。
3)初日午前は担当教員による講義を受講し、観測機材等の準備を行う。午後は準備した観測機材を名古屋港に輸送し、積み込みを行う。
4)第2、第3、第4日に、「勢水丸」に乗船(名古屋港から乗船、下船)し、伊勢湾、三河湾海域で、海洋観測と試料採取を行うとともに、観測船における船内生活を体験する。
5)第4日下船後、試料とともに大学に戻り、化学分析を行う(通常は第5日までで終了するが、運が悪い場合は第6日まで延長する可能性あり)。
6)分布断面図を作図し、データ解析を行う。
7)実習報告会でそれぞれの観測結果を発表し、議論する。
8)結果をレポートとしてまとめ、提出する。
履修条件
Course Prerequisites
履修条件は要さない。
関連する科目
Related Courses
「海洋科学」を履修しておくことが望ましいが、必須では無い。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
実習参加と実習報告会における発表、レポートにより評価する。
不可(F)と欠席(W)の基準
Criteria for "Fail (F)" & "Absent (W)" grades
事前に欠席連絡があり、実習に全く参加しなかった場合は「欠席」。事前に欠席連絡がなく、実習に不参加または参加したが発表やレポートを行わなかった場合は「不可」。
参考書
Reference Book
気象庁編(1998)海洋観測指針、日本海洋学会.
Ocean Data Viewユーザーガイド(日本語版)
http://www.nodc.noaa.gov/archive/arc0013/0001873/1.1/data/1-data/jp/publications/ODV/ODV_Ver2GuideJP040825.pdf
教科書・テキスト
Textbook
水圏観測法乗船実習マニュアル(8月下旬に配付)
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
水圏観測法乗船実習マニュアルに目を通しておくこと。
注意事項
Notice for Students
2024年度は、2024年9月2日(月)から9月6日(金)までを予定。
他学科聴講の可否
Propriety of Other department student's attendance
他学科聴講の条件
Conditions for Other department student's attendance
事前に担当教員に相談すること。
レベル
Level
キーワード
Keyword
履修の際のアドバイス
Advice
授業開講形態等
Lecture format, etc.
実習のため対面でしか行いません。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
実習のため対面でしか行いません。