授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 生物が食物あるいは栄養成分として摂り入れた物質は,自らの構成成分を作り出す素材を獲得するため,そして必要なエネルギーを得るためにさまざまな仕組みで代謝される。本講義では,酵素触媒反応の特徴,酵素反応の速度論,解糖系・クエン酸回路をはじめとする代謝経路と調節機構,生理学的意義,さらに酸化的リン酸化によるATP生産機構とその調節などを中心に,代謝のダイナミズムについて深く理解できるよう講義する。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This course deals with the characteristics and kinetics of enzymatic reaction, the regulatory mechanisms of main metabollic pathways such as glycolysis system. It also enhances the dynamism of metabolism including ATP production by oxidative phosphorylation. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 生物に共通する細胞での物質代謝とエネルギー獲得の概念,具体的な経路に関する理解,そして代謝に関わる酵素の基本概念に関する理解,そして関連する数値計算にも習熟することを到達目標とする。 |
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到達目標【英語】 Objectives of the Course | | |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | パート1(木羽)
01. はじめに
02. 代謝からみた細胞構造の特徴と意味
03. 酵素とは
04. 酵素反応速度論(酵素反応の特徴,反応速度を規定する要因,反応速度の
測定,ミカエリス・メンテン式)
05. 酵素反応の阻害様式と解析法
06. 補酵素の種類と機能
07. 生体エネルギー論:ATPおよび高エネルギーリン酸化合物
08. ミトコンドリアでの酸化的リン酸化反応(ATP合成の分子機構)
パート2(西島、村井)
09. 解糖経路
10. 糖質の異化代謝の調節
11. ペントースリン酸経路(グルコース酸化の第二経路)
12. クエン酸回路:代謝経路,役割,調節
13. 脂肪酸の酸化
14. 尿素サイクル |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | ・生物に共通する細胞での物質代謝とエネルギー獲得の基本概念について、講義で得た知識により論述できることを合格の基準とする。
・定期試験(80%)、課題・小テスト等(20%)
・履修取り下げ制度を採用する。
・定期試験を受験しないものはW(欠席)とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | レーニンジャーの新生化学 第7版 上・下巻(廣川書店) |
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参考書 Reference Book | | 講義の中で参考書を紹介する。プリントを配布する。(原書で学びたい方は, Lehninger Principles of Biochemistry, Seventh Edition, W.H. Freeman and Companyを参照) |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 生物化学1で学んだ内容を復習して本講義に臨み、また毎回の本講義内容について教科書で復習することが必要。関数電卓を使った最小二乗法による近似直線の求め方を予習しておくこと。 |
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使用言語 Language Used in the Course | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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