学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
農学部
時間割コード
Registration Code
0901010
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
流域保全学(2016年度以前入学)
科目名 【英語】
Course Title
Watershed Conservation
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
五味 高志 ○
担当教員 【英語】
Instructor
GOMI Takashi ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 月曜日 1時限
Fall Mon 1
対象学年
Year
3年
3
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
我が国は急峻な地形、脆弱な地質、梅雨や台風による集中豪雨、地震、火山噴火などの厳しい自然環境の上に、山地周辺の狭い平地で農地や住宅地などの土地利用が集中しているため、山地における土砂移動にともなう災害に悩まされてきました。このような山地および周辺における土砂災害の実態を理解するとともにその発生メカニズムや対策方法について理解する。さらには、山地森林流域における森林管理や渓流生態系の保全について考察することを目的としています。山地のみならず流域の森林や河川管理の視点から山地保全の重要性を考えていきます。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Japan has been suffering from disasters caused by sediment transport in mountainous areas due to the concentration of land use such as agricultural and residential areas in narrow flat areas around mountainous areas, in addition to the harsh natural environment of steep topography, fragile geology, torrential rains caused by rainy seasons and typhoons, earthquakes, volcanic eruptions, and so on. This course aims to understand the actual conditions of such sediment disasters in and around mountainous areas, as well as the mechanisms of their occurrence and countermeasures. Furthermore, we aim to examine forest management and stream ecosystem conservation in mountain forest watersheds. The importance of mountain land conservation will be considered from the perspective of forest and river management not only in mountainous areas but also in watershed forests and river basins.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
流域の視点から山地における各種の土砂移動現象とそれに起因する土砂災害の理論と防止技術、森林の土砂災害防止機能、渓流生態系の保全について議論します。
到達目標【英語】
Objectives of the Course
From a watershed perspective, the lecture will discuss the theory and prevention techniques of various sediment transport phenomena in mountainous areas and the resulting sediment disasters, the sediment disaster prevention function of forests, and the preservation of stream ecosystems.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
以下の講義により構成される。

第1回 流域保全としての山地の土砂移動現象
第2回 流域保全における森林の役割の防災機能
第3回 山地斜面における侵食現象
第4回 土砂移動現象の背景(自然現象と人為的影響)
第5回 流域保全として重要となる崩壊現象の分類と発生メカニズム
第6回 地すべりと深層崩壊
第7回 流域保全としての地震や火山対策
第8回 斜面崩壊の危険箇所のアセスメントと予測
第9回 流域保全における森林管理の重要性
第10回 流域の水土保全における森林の役割と森林管理
第11回 野生動物管理と流域保全
第12回 流域的視点での森と川のつながり
第13回 森林管理と河川生態系管理
第14回 これからの流域管理:流域治水向けた取り組み
第15回 まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
森林資源管理学1
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
・流域保全の諸問題について,授業中に得た知識を用いて論述できることを合格の基準とする。
・定期試験(70%),毎回の小レポート(30%)
・履修取り下げ制度を採用する。 定期試験を受験しない者はW(欠席)とする。
教科書・テキスト
Textbook
授業時にプリントを配布する。
参考書
Reference Book
森林水文学入門 朝倉書店 2022
水資源対策としての森林管理:大規模モニタリングデータからの提言 東大出版会 2021
ベーシックマスター 生態学 オーム社 2007
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業プリントを綴じて,よく目を通し,復習してください
使用言語
Language Used in the Course
授業開講形態等
Lecture format, etc.
基本的に対面で実施します。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)