学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
農学部
時間割コード
Registration Code
0921007
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
科目名 【日本語】
Course Title
森林保護学
科目名 【英語】
Course Title
Forest Protection
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
梶村 恒 ○
担当教員 【英語】
Instructor
KAJIMURA Hisashi ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 月曜日 2時限
Spring Mon 2
対象学年
Year
3年
3
授業形態
Course style
講義
Lecture


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
1・2年次の生物学や生態学を基礎として、この授業では、昆虫や動物の大発生の要因、病虫害に対する樹木の防御反応などについて、さらに森林生態系における動物、昆虫、微生物の役割、生物間の寄生や共生についても学ぶことを目的とする。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Based on the biology and ecology in the first and second years, this course deals with factors affecting outbreak of insects and animals, defense reaction of trees against pest insects and microorganisms, roles of animals, insects and microorganisms in forest ecosystem, and parasitism and mutualism among them.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
この授業では、受講者が授業終了時に、以下の知識や能力を身につけていることを目標とする。
1.森林や里山、都市緑地などの生態系を構成する昆虫、動物、微生物の生態を説明できる。
2.これらの生物と樹木・森林との相互関係の理解を通して、森林・緑地生態系のバランスを保つ方策を説明できる。
到達目標【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
動物、鳥獣害
01. 森林における動物の役割
02. 森林における動物の被害
03. 野生動物の大発生
04. 野生動物の保護管理

昆虫、微生物、虫害
05. 森林昆虫の分類
06. 樹木の食害抵抗性
07. 森林昆虫の大発生
08. 穿孔性昆虫による材質劣化
09. 昆虫による微生物の媒介1(マツ材線虫病)
10. 昆虫による微生物の媒介2(ブナ科樹木萎凋病)
11. 昆虫と菌類の関係

菌類、病害
12. 森林菌類の分類
13. 樹木の生育環境と発病
14. 樹木の変色と腐朽

まとめ
15. 森林生態系からみた病虫害
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
生態学、森林生態学、木質保存環境学
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
森林生物学や樹木医学に関する専門的知識を正しく理解し、論述できることを合格の基準とする。

評価の方法: 毎回の授業のレポートを30%、定期試験を70%として総点(100点満点)で評価します。
評価の基準: 総点で60点以上を合格とします。

履修取り下げ制度を採用する。定期試験を受験しない場合は「W(欠席)」とする。
教科書・テキスト
Textbook
この授業では、担当教員が作成するスライドやプリントなどを資料として配布します。
参考書
Reference Book
「森林保護学の基礎」(小池孝良・中村誠宏編著;農山漁村文化協会)
「森林保護学」(鈴木和夫編;朝倉書店)
「樹木医学入門」(福田健二編;朝倉書店)
「森林病理学」(黒田慶子・太田裕子・佐橋憲生;朝倉書店)
「森林と野生動物」(小池伸介・山浦 悠一・滝 久智編;共立出版)
「森林と昆虫」(滝久智・尾崎研一編;共立出版)
「森林と菌類」(升屋勇人編;共立出版)
「森林微生物生態学」(二井一禎・肘井直樹編;朝倉書店)
「樹の中の虫の不思議な生活-穿孔性昆虫研究への招待-」(柴田叡弌・富樫一巳編;東海大学出版会)
「木本植物の被食防衛」(小池孝良・塩尻かおり・中村誠宏・鎌田直人編;共立出版)
「昆虫と菌類の関係」(F. E. Vega, M. Blackwell編,梶村 恒・佐藤大樹・弁屋勇人訳;共立出版)
「教養としての森林学」(日本森林学会監修,井出雄二・大河内 勇・井上 真編;文永堂出版)

その他の参考文献は、必要に応じて紹介します。                                                    
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
授業終了時に示す課題について、レポートを作成すること。
使用言語
Language Used in the Course
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面授業
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
教員への質問は、メールにより行うこと。