授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | ヒトおよび動物の認知に関する研究をとりあげ,比較認知科学や生物心理学,神経科学の観点から,社会的な生物としてのヒトの認知・生理特性を広く紹介し,ヒトとはどのような存在であるかについて講義を行う。進化の過程で獲得した脅威検出機構,推論をはじめとした動物高次思考などトピックスのほかに,社会的な生物である人間は,心理的な要因によってどのように生理的・神経的な変化が生じるかを紹介する。
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | わたしたちは、視覚や聴覚などの外界の情報を感覚器官で受容し,脳で処理するが,外界をありのまま認識しているわけではない。特定の対象は早く見つけられるし、はっきり見えているはずのモノであってもなかなか気づかないことがある。ヒトという生物はどのような目的や制約・バイアスでこのような認知処理システムを有するようになったかについての進化的・社会的要因を理解するとともに,現代社会で問題となっていることがらについて,認知科学の観点からアプローチできるようになることを目的とする。
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | ヒトおよび動物の認知に関する研究をとりあげ,比較認知科学や生物心理学,神経科学の観点から,社会的な生物としてのヒトの認知・生理特性を理解するとともに,専門科目で認知科学について学んでいくためのきっかけとする。
なお講義の順序は変更されることがある。
1.ガイダンス(講義の進め方と受講の準備)および 認知バイアス
2.孤独の弊害
3.動物にとっての「他者」(ヒト視線;心の理論・協力・不公平忌避・第三者評価)
4.共感と妬み
5.他者の排除と援助
6.意識の進化
7.ヒトの心と動物の心
8.まとめ
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 毎回(初回を含めて計7回)講義で説明した内容の確認テストを実施する。
これらの合計点(90%)と授業での討論の参加(10%)で評価する。 | |
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教科書・参考書 Textbook/Reference book | | 教科書は使用しないが、以下を参考書とする。
「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全(ナツメ社)
「ヒトの本性 なぜ殺し合い,助け合うのか」(講談社現代新書) | |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 毎講義後に講義内容の理解を確認するための小テストを課す。講義中にノートをとり、それ基づいて復習をし、理解を深める。
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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