学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
医学部(保)
時間割コード
Registration Code
1737231
科目名 【日本語】
Course Title
[遠隔]検査管理総論II
科目名 【英語】
Course Title
[remote]Laboratory Quality Control II
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
上山 純 ○ 林 由美 松島 充代子 池田 勝秀
担当教員 【英語】
Instructor
UEYAMA Jun ○ HAYASHI Yumi Matsushima Miyoko IKEDA Katsuhide
単位数
Credits
1
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春1期 水曜日 2時限
Spring1 Wed 2
必修・選択
Required / Selected
必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
臨床検査データの質を確保することは世界的な共通動向であり、検査結果への信頼性の基礎となる重要な業務です。本講義では、国際規格にもとづく検査部門の業務や管理運営について理解したうえで、臨床情報としての検査データの管理方法や統計学的な精度管理の方法を学び、現場ではどのようにしてデータが管理され、信頼できる検査結果の確保にむけて業務が行われているかを知り、自らが管理業務に携わることができるための知識と論理的思考能力を身につけることを目標とします。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
Quality assurance of clinical laboratory data is a worldwide common trend, and constitutes the foundation for reliability of laboratory test results. The aim of this course is to help students learn the management of laboratory data as clinical information and technique of statistical quality control based on the international standard, know how the laboratory data are managed and efforts are paid to secure reliable test results in the clinical settings, and acquire the knowledge and capacity of theoretical thinking which are required to be a responsible management staff member.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
この授業の終了時に、学生は以下の能力を身につけていることを目標とします。

1. 臨床検査データの精度保証の意義と国際規格ついて説明できる。
2. 感度、特異度などの指標を用いて検査法の有用性を評価することができる。
3. 臨床現場で用いられる内部精度管理と外部精度管理の手法について説明できる。
4. 検体測定法の標準化や基準範囲の考え方について説明できる。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
本授業は以下の内容で構成されます。

1. 臨床検査の精度保証
品質マネジメント、QC七つ道具、認定と認証の違いなどについて学習する。
2. 臨床検査の精度管理法(2回)
さまざまな内部精度管理と外部精度管理の特徴と手法について学習する。 
3.誤差と不確かさ
許容誤差、不確かさの概念と評価法や誤差との違い、トレーサビリティ、標準化などについて学習する。
4. 臨床検査法の性能評価
感度、特異度、的中率、ROC曲線、尤度比を用いた検査の評価法について学習する。
5. 検査情報の判断
デルタチェック法、基準範囲設定法、臨床判断値やパニック値の設定法や利用について学習する。
6. 検査部門と医療
最近の医療制度の動向、チーム医療のなかでの検査部門の役割などについて学習する。
7. 臨床検査の精度管理と品質保証
8. 予防医学と衛生検査所
9. 予防医学と健康診断
10. 衛生検査所の役割と業務
11. 信頼性評価と認証制度
12. 外部評価と認証制度
13. 臨床検査技師の職業倫理と守秘義務
14. 臨床検査の実施と職業倫理
15. 検査体制と業務内容
16. 検査部門の組織と運営
17. 臨床検査部門の危機管理と物品管理
18. 臨床検査部門の人事管理と安全管理
19. 臨床検査部門の情報管理
20. 臨床検査部門の財務管理
21. 検査の受付と報告
22. 免疫学・生化学的検査における精度管理
23. 病理学的検査における精度管理

毎回の授業終了前に練習問題を課し、提出を求めます。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
特になし
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
毎回の授業の提出課題を20%、期末試験の成績を80%として評価します。それぞれについてC認定以上を合格要件とします。
教科書・テキスト
Textbook
横田浩充 『標準臨床検査学 検査機器総論・検査管理総論』 医学書院
(医用機器学での指定教科書と同じですので、新規に購入する必要はありません。)
参考書
Reference Book
今里健一郎 『QC七つ道具がよ~くわかる本』 秀和システム
高木康 『最新臨床検査学講座 検査総合管理学』 医歯薬出版
米沢仲四郎 『分析値の不確かさ 求め方と評価』 丸善出版
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
次回の授業範囲について指定教科書を予習しておくこと。
授業の進め方
How to proceed with the class
注意事項
Notice for Students
本授業に関する参照Webページ
Reference website for this Course
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
使用言語
Language(s) for Instruction & Discussion
日本語
授業開講形態等
Lecture format, etc.
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)