学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
医学部(保)
時間割コード
Registration Code
1734231
科目名 【日本語】
Course Title
血液検査学II
科目名 【英語】
Course Title
Laboratory Hematology II
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
早川 文彦 ○ 岡本 修一
担当教員 【英語】
Instructor
HAYAKAWA Fumihiko ○ OKAMOTO Shuichi
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 水曜日 2時限
Fall Wed 2
必修・選択
Required / Selected
必修


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
血液は血球と血漿からなり,呼吸,生体防御,止血に係わり,同時に生体の恒常性や種々の栄養素や老廃物の運搬の役割をも担っています。これらの成分は生体に異常が生じると,質的,量的に変化し、その変化(生体情報)をとらえることにより,生体に何が起こっているかを知ることができます。また、血球、血漿成分に異常が起こることで様々な疾患を発症し(血液疾患)、血球、血漿蛋白の異常を検査することで血液疾患の診断が可能となります。血液を研究対象とする学問が血液学であり,血液学的検査を対象とする領域が血液検査学ですが,両者は密接な関係にあり、本授業では血液の生理的な役割、血液疾患の病態の理解に重点を置き、それに基づく各種血液学的検査の意義の理解を目的とします。本授業の前半は,血液検査学Ⅰに引きつづき造血器悪性腫瘍の講義を行い,後半は止血、血栓形成機序、血液凝固検査法の理論と意義についての講義を行います。3年次の血液検査学実習に備え、十分な知識と検査方法の理解を目的とします。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
This course introduces the laboratory sciences of hematology, especially thrombosis and hemostasis, to students taking this course.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
授業終了時に以下のこと理解していることを目標とします。
1. 止血、血栓形成の仕組み。
2. 止血、血栓性疾患の病態。
3. 代表的血液凝固検査の種類、原理、結果の解釈。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
At the end of the course, participants are expected to undersand the followings:
1. Mechanisms of thrombosis and hemostasis;
2. Pathologies of major blood coagulation disorders ;
3. Principles of major examinations required to diagnose blood coagulation disorders and how to interpret their results.
授業の内容や構成
Course Content / Plan
下記の予定で行う。

1. 血小板造血と機能
2. 悪性リンパ腫3
3. 臓器・細胞移植医療と免疫反応
造血幹細胞移植とその免疫反応・GVHD・免疫抑制療法
4. 臓器・細胞移植関連検査 HLAによる免疫とHLAタイピング検査
5. 血球形態観察1
6. 血栓・止血機構
7. 血栓・止血検査1
8.血栓・止血検査2
9. 血栓・止血疾患と検査1
10.血栓・止血疾患と検査2
11. 血栓・止血疾患と検査3
12. 出血性疾患
13. 血栓性疾患
14. 小まとめ
15. まとめと評価
                                                                            
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
高等学校生物基礎、生物で学ぶ人体に関する知識の理解を前提とします。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
期末試験(100点満点)により評価します。期末試験の受験には3分の2以上の授業出席を必要とし、60点以上を合格とします。
教科書・テキスト
Textbook
奈良信雄、小山高敏、東克巳ほか共著 「最新臨床検査講座 血液検査学」医歯薬出版,2016
参考書
Reference Book
三輪史朗,渡辺陽之輔共著『血液細胞アトラス』(分光堂)
一般社団法人 日本血液学会編 「造血器腫瘍診療ガイドライン 2018年版」金原出版
矢冨 裕・通山 薫 MT標準臨床検査学シリーズ「血液検査学」(医学書院,2012) 
一般社団法人 日本臨床検査学教育協議会編 「臨床検査技師国家試験問題集 2021年版」 医歯薬出版
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
予習と復習を課します。予習は指定テキストの毎回の授業該当箇所を読み理解してくること、復習は過去の国家試験問題の授業該当箇所の問題を解いてみることです。提出は必要ありません。
授業の進め方
How to proceed with the class
スライドをもちいて基本的な事項の理解を中心にして講議しますが,先端的なトピックスをも取り上げ,日進月歩の最新の血液検査学を理解できるように試みます。
注意事項
Notice for Students
スライドのハンドアウト、および過去の国家試験問題はTACTにアップロードするので各自印刷して持参、使用してください。
本授業に関する参照Webページ
Reference website for this Course
TACT内のページのみです。
担当教員からのメッセージ
Message from the Instructor
特にありません。
使用言語
Language(s) for Instruction & Discussion
日本語
授業開講形態等
Lecture format, etc.
対面形式の予定。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
オンデマンド授業にする場合は、アクセス用のURLをTACTを通じて連絡します。