授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 対象者を生物学的・心理学的・社会学的視点から統合された存在として捉え、過去・現在・未来を生きる存在として立体的に理解し、精神的な困難をもちながらもその人らしく生きることを支える援助を展開するための基礎的能力を養う。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | This class aims to develop the basic skills to:
1) understand a patient as an integrated being from biological, psychological, and sociological perspectives.
2) understand him/her three-dimensionally as a being who lives in the past, present, and future.
3) support his/her recovery. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 1. 対象者を全体的かつ統合された存在として理解することができる
2. 疾患や症状が及ぼす対象者の生活への影響を理解することができる
3. 対象者のセルフケア能力向上へ向けた日常生活援助を行うことができる
4. 治療的コミュニケーションを活用し、対象者と援助的人間関係を築くことができる
5. 対象者の治療環境および地域生活を視野に入れた看護の役割、機能と多職種連携を考えることができる |
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到達目標 【英語】 Objectives of the Course | | The goals of this course are to be able to:
1) understand a patient as a whole and integrated being.
2) understand the impact of diseases and symptoms on the patient's life.
3) provide daily living support to improve the patient's self-care skills.
4) use therapeutic communication to build supportive relationships with the patient.
5) understand the role and function of nursing and multidisciplinary collaboration considering the patient's community life. |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 1. 精神に困難をもつ対象を1名受け持ち、看護過程を展開する。
・受け持ち患者に関わる情報を収集し、セルフケアの視点で情報を統合し、実習記録に整理する。実習記録は毎日提出する。
・受け持ち患者と治療的人間関係を展開し、セルフケア援助を実践する。
2. 実習1週目の気にかかる場面をプロセスレコードに起こし、患者と学生間で生じた相互作用の分析を行う。
3. 原則として毎日30~60分のカンファレンスを行う
・毎日行うミニカンファレンスにおいては、患者との関わりを振り返り、言語化することを通じて、患者理解の深化、患者との間で生じた相互作用の分析、自己の内省につなげる。
・臨地実習4日目の中間カンファレンスにおいては、学生は自身が捉えた受け持ち患者の全体像と支援の方向性を発表し、他学生と意見交換する。指導者から助言を得ることで、看護計画の立案につなげる。
・臨地実習6日目の最終カンファレンスにおいては、学生は受け持ち患者との関わり振り返り、自己の関わりの意味や、精神看護学実習で学んだことを発表し、他学生と意見交換する。これにより、精神看護学に関する考察を深める。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 出席状況、実習内容、カンファレンスでの発言・態度、実習記録を総合して評価する。
A+:上位10%程度、A:80点以上、B:70点以上、C:65点以上、C-:60点以上、F:60点未満 |
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教科書・テキスト Textbook | | 武井麻子ら編著(2021): 系統看護学講座 専門分野Ⅱ 精神看護学[1]精神看護の基礎,第6版,医学書院
武井麻子ら編著(2021): 系統看護学講座 専門分野Ⅱ 精神看護学[2]精神看護の展開,第6版,医学書院 |
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参考書 Reference Book | | 岩崎弥生ら編著(2021): 新体系看護学全書 精神看護学① 精神看護学概論/精神保健学,メヂカルフレンド社
岩崎弥生ら編著(2021): 新体系看護学全書 精神看護学② 精神障害をもつ人の看護,第6版,メヂカルフレンド社
尾崎紀夫ら編(2021): 標準精神医学,第8版,医学書院
西園マーハ文編(2013): 摂食障害治療最前線 NICEガイドラインを実践に活かす、中山書店
リカバリーを生きる人々(2016): わたしと統合失調症: 26人の当事者が語る発症のトリガー、中央法規 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 実習開始前:実習オリエンテーションで案内する事前学習を済ませておく
実習期間中:実習記録を作成する |
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授業の進め方 How to proceed with the class | | 別途実習配置表に示すローテーション方式で行う。
事前に指示された学習内容を復習して実習に臨む。 |
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注意事項 Notice for Students | | 事前にTACTを通じて、連絡をすることがあるので、目を通しておくようにして下さい。 |
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本授業に関する参照Webページ Reference website for this Course | | |
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担当教員からのメッセージ Message from the Instructor | | 受け持ち患者に興味関心をもって、積極的に取り組むことを期待します。
受け持ち患者以外の患者と関わる可能性もあります。 |
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使用言語 Language(s) for Instruction & Discussion | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置 Additional measures for remote class (on-demand class) | | |
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