授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 現代日本語の語を対象とした意味研究を行う力を養うことを目的とする。 本授業では、語の多義性について理解を深め、認知言語学の枠組みで多義語を分析する方法を学ぶ。 |
|
|
授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The purpose of this course is to develop the ability to conduct semantic research on modern Japanese words. In this semester, students will deepen their understanding of word polysemy and learn how to analyze Japanese polysemic words in the framework of cognitive linguistics. |
|
|
到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 認知言語学の枠組みに基づく、多義語分析の方法を身に付ける。 |
|
|
授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 1 講義および文献講読によって、多義語分析についての理解を深め、分析方法を学ぶ。 (1)多義語・多義語分析とは (2)複数の意味の分析 (3)プロトタイプ的意味の認定 (4)意味拡張の動機付けの分析 (5)意味のネットワークの分析
2 各自分析対象を選定して、段階的に多義語分析に取り組む。授業では、分析案を共有して、検討・議論し、分析力を養う。
3 発表者が自身の多義語分析を発表し、発表を踏まえて全体で議論する。
いわゆる内容語(動詞・形容詞・名詞・副詞)を対象とする(合成語や語相当の句も含む)。助詞(相当句)や助動詞(相当句)、接続詞(相当句)は本授業の対象としない。 |
|
|
履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | |
|
成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業への貢献(議論での発言・議論への貢献)(20%)、担当回の発表(30%)、学期末レポート(50%) |
|
|
教科書・テキスト Textbook | | |
|
参考書 Reference Book | | 中野弘三(編著)(2017)『語はなぜ多義になるのか―コンテクストの作用を考える―』くろしお出版. 早瀬尚子(編)(2018)『言語の認知とコミュニケーション-意味論・語用論, 認知言語学, 社会言語学-』開拓社. プラシャント・パルデシ(他編)『多義動詞分析の新展開と日本語教育への応用』開拓社. 松本曜(編)(2003)『認知意味論』大修館書店. 籾山洋介(2021)『[例解]日本語の多義語研究 認知言語学の視点から』大修館書店. 李在鎬・村尾治彦・淺尾仁彦・奥垣内健(2013)『認知音韻・形態論』くろしお出版.
|
|
|
課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 授業で課される課題に取り組みながら、自身の意味分析を進める。 |
|
|
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
|
備考 Others | | |
|
授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
|