学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2020306
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
日本語学P
科目名 【日本語】
Course Title
日本語教育文法研究b(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Studies in Pedagogical Grammar of Japanese b (Enrolled in/after 2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMJE5106J
担当教員 【日本語】
Instructor
志波 彩子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
SHIBA Ayako ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 金曜日 2時限
Fall Fri 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
2022年度入学以降
教職【教科】
Teacher's License
中高専修・国語
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
現代日本語文法概説


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
本講義は,日本語の構造とは何か,意味とは何かという問題の考察を通し,自身の言語や他の言語を分析する力を身につけることで,国際人としての知見や視野を持つことを目的としている。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
In this course the participants learn some important arguments about Japanese grammar and classify the examples from the corpus data of Contemporary Japanese, observing what is the language form relating to the meaning and the function of the given sentence, in order to develop the skills to analyze the natural language and to apply to Japanese teaching.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
日本語の文の意味の現れ方について,文の構造とそれを組み立てる要素に着目し,何が当該の意味を支える形式であるのかを,実例を分析しながら見極める訓練を積み,文法の基礎的な知識と分析力・考察力を養うことで,教育に応用する力をつけることを目標とする。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
授業では日本語の文法に関する専門性の高い問題について概観する。用例を観察し,また用例の観察から一般化された構造やルールを内省によっても検証していく。コーパスから抽出した実際のデータを分析しながら,日本語文法の基本的な見解と文法をとりまくさまざまな問題について考察していく。こうした言語分析能力は,日本語(国語)教育における表現指導や読解指導においても,新たな言葉の問題にぶつかった際の考察の基盤をなすものである。日本語文法の基礎についての知識の確認と考察を繰り返すことで,日本語(国語)のさまざまな表現に対する理解と分析能力を養い,高度な日本語(国語)教育への応用を目指す。


第1回:ガイダンス(現代語文法概説序論)

第2回: 現代日本語のヴォイス

第3回: 現代日本語のヴォイス(受身)

第4回: 現代日本語のヴォイス(使役/授受)

第5回:現代日本語のヴォイス(コーパスの用例分析)

第6回:現代日本語のテンス・アスペクト(シテイルの意味)

第7回:現代日本語のテンス・アスペクト(スルとシテイル)

第8回:現代日本語のテンス・アスペクト (タ形の意味)

第9回:現代日本語のテンス・アスペクト(他言語との対照)

第10回:現代日本語のモダリティ(文の種類)

第11回:現代日本語のモダリティ(認識的モダリティ)

第12回:現代日本語のモダリティ(行為拘束的モダリティ1)

第13回:現代日本語のモダリティ (行為拘束的モダリティ2)

第14回:現代日本語のモダリティ(副詞とモダリティ)

第15回:まとめ
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
授業では日本語文法の諸現象について扱う。基本的な入門書レベルの日本語文法及び言語学の知識が必要である。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業での発言(各授業で1回以上),レジュメの作成,学期末レポートの作成,毎回の授業の振り返りの記述から総合的に評価します。
教科書・テキスト
Textbook
井島正博(編)『日本語ライブラリー 現代語文法概説』(朝倉書店,2020年,2900円+税)
978-4254516180
参考書
Reference Book
早津恵美子,井上優,前田直子,工藤浩などの諸論文を授業の進度に合わせて参照します。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
必ず予習をし,授業のあとにはTACTのフォーラムに振り返りを書いてください。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
備考
Others
授業開講形態等
Lecture format, etc.
B-1)対面授業科目(一部遠隔:同時双方向あり)