授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 日本語教育のあり方について問題意識を持ち、自らの日本語教育観を育てることを目的とする。
具体的には、言語と内容を同時に教えることを目的とした教育法であるCLIL(内容言語統合型学習)について理解を深め、日本語教育においてCLILを実践する力を身につける。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The aim of this course is to help students gain a basic understanding of the theoretical aspects of CLIL (Content and Language Integrated Learning) and acquire practical abilities to apply CLIL theories to their Japanese language teaching. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 1. CLILの原理や特徴を理解する。
2. CLILの授業をデザインすることができる。
3. CLILの授業を実践することができる。
4. 自分の日本語教育観を言語化して、説明できる。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 教科書の講読を通してCLILの原理や特徴を理解するとともに、CLILの実践例に学ぶ。そのうえで、受講生がCLILの授業プランを作成して発表し、全体で検討する。
(1)CLILを理解する。 (2)CLIL授業の実践のあり方を知る。 (3)CLILの授業プランを作成する。
(1)と(2)は、各自教科書の指定範囲を精読して授業に臨み、授業では対話によって疑問点を解消したり、批判的に議論したりして、理解を深める。(3)は、グループでCLILの授業プランを作成し、発表する。そのプランについて、全体で検討する。 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | ・日本語教育に関する基礎的知識を有すること。日本語教育に関する基礎的知識が十分でない受講者は、学部開講科目「日本語教育学概論a,b」も併せて聴講することを勧める。また、他の日本語、日本語教育関連科目を積極的に履修すること。
・グループ単位の授業外課題に協力的に取り組むこと。
・日本語教育実習Ⅱおよび日本語教育実習Ⅲの履修は、本科目の履修・単位取得が条件となる。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業への貢献度(50%)、プランの作成と発表・発表に基づくプランの修正 (50%) 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 渡部良典・池田真・和泉伸一(2011)『CLIL(内容言語統合型学習)上智大学外国語教育の新たなる挑戦 第1巻 原理と方法』上智大学出版. |
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参考書 Reference Book | | 池田真・渡部良典・和泉伸一(2016)『CLIL(内容言語統合型学習)上智大学外国語教育の新たなる挑戦 第3巻 授業と教材』上智大学出版.
和泉伸一・池田真・渡部良典(2012)『CLIL(内容言語統合型学習)上智大学外国語教育の新たなる挑戦 第2巻 実践と応用』上智大学出版.
欧州評議会言語政策局(著)・山本冴里(訳)(2016)『言語の多様性から複言語教育へ―ヨーロッパ言語教育政策策定ガイド―』くろしお出版.
奥野由紀子(編著)(2018)『日本語教師のためのCLIL入門』凡人社.
笹島茂(編著)(2011)『CLIL 新しい発想の授業-理科や歴史を外国語で教える!?』三修社
笹島茂(他)(2014)『CLIL 英語で学ぶ国際問題』三修社.
吉島茂・大橋理枝(訳編)(2004)『外国語教育Ⅱ<追補版>-外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠―』朝日出版社. |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | ・教科書の指定範囲、指定された文献を読み、内容の理解に努め、疑問点等を明確にする。 ・グループで授業プランを作成する。 ・グループで発表のための準備をする。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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