学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
人文・博前
時間割コード
Registration Code
2021902
科目区分
Course Category
専門科目
Specialized Courses
カリキュラム年度
Curriculum
2022年度入学以降
教育プログラム・分野・専門等
Major
超域人文学P
科目名 【日本語】
Course Title
国際社会動態研究Ⅱ(2022入学~)
科目名 【英語】
Course Title
Global Society Transformation Studies II (Enrolled in/after 2022)
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
HUMSC5102J
担当教員 【日本語】
Instructor
鶴巻 泉子 ○
担当教員 【英語】
Instructor
TSURUMAKI Motoko ○
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
秋 金曜日 2時限
Fall Fri 2
隔年開講
Biennial class
単位数
Credits
2
対象学年
Year
他学部生の受講の可否
Propriety of Other department student's attendance
授業形態
Course style
講義
Lecture
教職【入学年度】
Teacher's License
教職【教科】
Teacher's License
学芸員資格(該当の有無)
Curator's Qualifications
講義題目
Title
戦争、ジェンダー、ナショナリズム


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
エスニシティ、ナショナリズム、トランスナショナリズム研究における基本的な概念を理解し、基礎的知識を身につけると共に、研究に関する主要な争点や社会学的アプローチについて学ぶ。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of this course is to provide a general introduction to the issue of nationalism/transnationalism. Participants will gain a better understanding of key debates and sociological approaches.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
エスニシティ、ナショナリズム、トランスナショナリズム研究における社会学の基礎的視座を獲得し、自己自身の研究内容や現在私たちを取り巻く事象の分析についても応用可能な発想と想像力を養う。
授業の内容や構成
Course Content / Plan
この授業では、「ジェンダーとナショナリズム」をめぐる問題を、特に、「慰安婦」をめぐる諸問題を出発点として考える。より正確には、「慰安婦」問題を次の3つのテーマ系に焦点を当てて議論する。
1歴史としての日本軍慰安婦制度と戦時性暴力
2パブリック・セックスと国家
3個人の記憶と語り/公的な記憶と語り

授業初回はイントロダクションにあて、その後の3回ほどはドキュメンタリー映画を見て議論をする。その後に鶴巻によるレクチャー、そして文献購読と担当者による発表、という形で進める予定である。使用文献としては以下を考えている。

上野千鶴子『ナショナリズムとジェンダー 新版』 岩波現代文庫、2012.
上野千鶴子他編『戦時性暴力の比較史へ向けて』岩波書店、2018.
シンシア・エンロー『策略ー女性を軍事化する国際政治』岩波書店、2006 (Cynthia Enloe. Maneuvers :The International Politics of Militarizing Women's Lives: University of California Press, 2000.)
C.サラ・ソー『慰安婦問題論』みすず書房、2022 (Sarah Soh.The Comfort Women: Sexual Violence and Postcolonial Memory in Korea and Japan: University of Chicago Press, 2008.)
吉見義明『買春する帝国: 日本軍「慰安婦」問題の基底』岩波書店、2019.
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
特になし。一般にエスニシティ、マイノリティ、ジェンダー等の分野に関心を持つ方の受講を歓迎する。ただし講読文献や関連資料は必ず読んだ上で出席し、議論に積極的に参加することが受講条件となる。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
議論への積極的な参加(50%) と講読文献の担当発表 (50%) を総合的に判断する。60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
教科書は特に設定しない。講読文献に関しては、参加者の専門や関心に応じて選定し、授業中にあらためてそのリストを配布する。
参考書
Reference Book
授業中に適時指示する。
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
指定された講読文献は必ず読んだ上で授業に参加すること。自分の担当箇所については、文献/資料を読み込み、レジュメを作成(A4で2-3枚程度) し、ディスカッション・ポイントを考える。また授業当日には参加者分の人数をコピーし、レジュメを配布する。
履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ
Course withdrawal
利用する:『履修取り下げ届』を期日までにTACTのメッセージ機能あるいはメールにより連絡した場合は原則「Wもしくは欠席」となりますが、連絡をしない場合は成績評価が行われ、合格基準に達しない場合は「F」となります。
備考
Others
連絡はTACT を用いて行うため、メールをこまめに確認する必要がある。
授業開講形態等
Lecture format, etc.
A-1)対面授業科目(対面のみ)