授業の目的 【日本語】 Goals of the Course(JPN) | | 中国近代史、台湾史の研究手法に基づき、文献や史料を収集・分析し、そこから必要な情報を抽出し、研究に活用する能力を身につけることを目的とする。 |
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授業の目的 【英語】 Goals of the Course | | The aim of this course is to obtain the ability to collect and analyze modern Chinese and Taiwanese historical materials. |
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到達目標 【日本語】 Objectives of the Course(JPN) | | 中国近代史、台湾史に関する課題を発見し、研究テーマを設定する力、確かな史料の読解力、着実な論理的思考力、豊かな文章表現力、プレゼンテーション力等を獲得し、研究成果へと高めることを目標とする。 |
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授業の内容や構成 Course Content / Plan | | 今学期は、李鼎声(李平心)編『中国近代史』(1933年)、范文瀾『中国近代史』上冊(1946年)といった最初期におけるマルクス主義史家によって書かれた近代史論を中心に訳注を作成しながら、関連する各受講者の研究発表を行う。 授業は演習形式で行う。 第1回は授業の概要ならびに進め方について説明する。また報告者や報告の順番について決定する。 第2回以降は報告者が訳注やレジュメに基づいて順に発表し、それにもとづいてみなで討論する。 学期末に作成した訳注やレジュメの修正版を期末レポートとして提出する。 なお、ここで提出された課題に基づき、例年、希望の有無を確認した上で、『名古屋大学東洋史研究報告』に訳注を掲載しているので、この点についてあらかじめ承知しておくこと。
第1回:授業の概要ならびに進め方の説明、報告者、報告の順番の決定 第2-15回:発表と討論 |
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履修条件・関連する科目 Course Prerequisites and Related Courses | | 担当教員を主指導教員とする学生は必ず履修すること。 「東洋史基礎演習Ⅰ」を履修していることが望ましい。 |
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成績評価の方法と基準 Course Evaluation Method and Criteria | | 授業への取り組み(授業への積極的な参加)、期末レポート試験から総合的に評価する。 (50%、50%) 60点以上を合格とする。 |
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教科書・テキスト Textbook | | 胡逢祥主編『李平心全集』(上海人民出版社、2022年)、『范文瀾全集 』(河北教育出版社、2002年)等。 初回授業時にプリントを配布する。 その他については、以下の通り。 土屋洋等「中国近代史学論文選訳注(続三)―章炳麟「中国通史略例」等二篇―」(『名古屋大学東洋史研究報告』47号、2023年) 土屋洋等「中国近代史学論文選訳注(続二)―唐才常「史学論略」等二篇―」(『名古屋大学東洋史研究報告』46号、2022年) 土屋洋等「中国近代史学論文選訳注(続)―夏曾佑『最新中学教科書中国歴史』(抄)および他一篇―」(『名古屋大学東洋史研究報告』45号、2021年) 土屋洋等「中国近代史学論文選訳注―王国維代撰「重刻支那通史序」等三篇―」(『名古屋大学東洋史研究報告』44号、2020年) |
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参考書 Reference Book | | 授業中に随時紹介する。 中国近代史や台湾史に関する研究入門書や論文作成の指南書に目を通しておくこと。 |
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課外学習等(授業時間外学習の指示) Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours) | | 自らが報告する場合はもちろん、他の受講者が報告する場合も、あらかじめ訳注やレジュメに目を通し、意見や質問を準備しておくこと。 |
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履修取り下げ制度(利用の有無)学部のみ Course withdrawal | | |
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備考 Others | | |
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授業開講形態等 Lecture format, etc. | | |
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