学部・大学院区分
Undergraduate / Graduate
教・博前
時間割コード
Registration Code
2210590
科目名 【日本語】
Course Title
大学・知識論研究Ⅰ
科目名 【英語】
Course Title
Seminar on University and Science Studies Ⅰ
コースナンバリングコード
Course Numbering Code
担当教員 【日本語】
Instructor
阿曽沼 明裕 ○
担当教員 【英語】
Instructor
ASONUMA Akihiro ○
単位数
Credits
2
開講期・開講時間帯
Term / Day / Period
春 金曜日 5時限
Spring Fri 5
対象学年
Year
1年
1
コース・専攻等
Subject
教育科学専攻
必修・選択
Required / Selected
選択


授業の目的 【日本語】
Goals of the Course(JPN)
この授業は、大学・高等教育機関に関わる知識生産の構造と機能を学ぶ。本年度は、大学・高等教育機関のなかで研究活動に傾斜した「研究大学」を取り上げ、それがどのような特徴を有し、どのような役割を果しているのか、その構造と機能について学び、またそうした研究大学がどのように形成され、維持されているのかを検討する。とりわけ研究大学という概念が早くに形成された米国の研究大学を取り上げ、可能であれば他国との比較もしながら理解を深める。
授業の目的 【英語】
Goals of the Course
The aim of this cource is to help studetns aquire an understanding of social structure, function, and infrastructure of the Knowledge Production System related to higher education institutions. In this year, this cource deals with the formation and foundation of American research universities.
到達目標 【日本語】
Objectives of the Course(JPN)
アメリカの研究大学がどのように形成され、どのように維持されているのか、その形成の歴史をたどるとともに、組織的・経済的基盤を理解し、現在研究大学に起きている変化についての理解を深める。授業を通じて、学生はアメリカの高等教育の構造、研究機能が大学においてどのように維持されているのかを理解する能力を高め、高等教育関連の英語文献を読む力をつける。
到達目標 【英語】
Objectives of the Course
授業の内容や構成
Course Content / Plan
授業では、教科書や文献を、報告者が発表し、討議を行う。内容は以下の通り。

・大学と科学・ドイツ近代大学の形成
・アメリカの研究大学の形成
・研究大学の組織的・経済的基盤
・研究大学と政府
・大学の研究所
・現在起きている変化

今年度は特に、新しい研究大学を作る動きについて取り上げ、それと比較して従来の研究大学がどのような構造や機能において特徴を有するのかを理解する。
履修条件・関連する科目
Course Prerequisites and Related Courses
履修条件は要さない。
成績評価の方法と基準
Course Evaluation Method and Criteria
授業への参加状況による。発表(60%)+講義中の発言(40%)。100点満点で60点以上を合格とする。
教科書・テキスト
Textbook
Crow, Michael M., Dabars, William B., Designing the New American University, Johns Hopkins Univ Pr.(2015)
参考書
Reference Book
ロジャー・ガイガー『アメリカ高等教育史』(2023)
Roger Geiger, To Advanced Knowledge (1986)
Roger Geiger, Research and Relevant knowledge (1993)
Roger Geiger, Knowledge and Money (2004)
Roger Geiger and Creso Sa, Tapping the Riches of Science (2009)
課外学習等(授業時間外学習の指示)
Study Load(Self-directed Learning Outside Course Hours)
報告者でなくても、テキストを読んでおくこと。
注意事項
Notice for Students
他学部生、他専攻生、他研究科生の受講の可否
Propriety of other undergraduate students, other major students, and other graduate students attendance
不可
授業開講形態等
Lecture format, etc.
遠隔授業の予定だが、対面授業の可能性もあり。遠隔授業の場合、ウェブ会議形式で行う双方向型。資料、課題などのやり取りを含め、実施にともなう連絡は TACTを通じて行う。
遠隔授業(オンデマンド型)で行う場合の追加措置
Additional measures for remote class (on-demand class)
教員への質問とそれに対する対応は、ウェブ会議形式での授業でリアルタイムに行うか、TACT 機能「メッセージ」や、直接メイルのやり取りなどを通じて⾏う。授業に関する受講学⽣間の意⾒交換も、ウェブ会議形式での授業でリアルタイムに行うか、TACT機能「メッセージ」や直接メイルを使って行う。また質問や意見交換の時間を設ける。